韓国人俳優のチャン・グンソクさんが21日、TOHOシネマズ六本木ヒルズ(東京都港区)で行われた主演映画「きみはペット」(キム・ビョンゴン監督)の初日舞台あいさつに、共演の韓国女優、キム・ハヌルさんとともに登場。約900人の悲鳴のような大歓声に投げキスで応えたグンソクさんは、舞台あいさつはあまり多く経験していないといい、「本物の俳優になったような気持ち、(自分が俳優だって)忘れちゃってたんです。緊張してブルブルしていた」と告白して会場を盛り上げた。
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“王子”と呼ばれるグンソクさんは、映画でペット役を演じた理由を「正直、お金がなかったんです。しようがなかったんです」とちゃめっ気たっぷりに応えた。本当にハヌルさんのペットになったら? と聞かれると「ハグしてあげたい。次あたり、チャンスがあったらいろいろなことをできるかな……」と話して、客席から悲鳴が上がったが、ハヌルさんは「私の気分がよければうれしい。気分が乗らなければイマイチかな」と、年上のご主人様の余裕を見せた。
「きみはペット」は、小川彌生さんがマンガ誌「Kiss」に連載したマンガが原作で、03年に小雪さんと「嵐」の松本潤さんが出演したTBS系のドラマも人気を博した。チ・ウニ(ハヌルさん)はファッション誌の編集者。帰国生の高学歴で、部下からは恐れられていたが、恋人に振られ、仕事では左遷される。ある日、弟が連れてきた友人のカン・イノ(グンソクさん)はダンサーで、住むところがなくて困っており、「ペットになって同居する」と言い出す。イノを受け入れ、2人の奇妙な同居生活が始まったが、イノはペット代わりにしては癒やし効果はなく、結構ずうずうしい……という展開。
舞台あいさつでは12年の抱負を直筆の書き初めで発表。グンソクさんは「ハハハハ……」と笑いながら「笑」の文字を見せ、「仕事するときにもずっと笑顔。笑いながらであれば、何でもできると思います」と話した。一方、ハヌルさんは「『気絶』と書きました。日本で観客が200万人くらい入ってくれて、私がびっくりして気絶するといいな」と映画のヒットを願っていた。映画は21日から全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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