東映:ジョージ秋山原作の劇場版アニメ「アシュラ」を制作 「タイバニ」のさとう監督で

「アシュラ」の1シーン (C)ジョージ秋山/アシュラ製作委員会
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「アシュラ」の1シーン (C)ジョージ秋山/アシュラ製作委員会

 東映の「12年ラインナップ発表会」が30日、東京都内で行われ、13年までに公開予定の19タイトルが発表された。 

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 会見では、ジョージ秋山さんが70~71年に発表したマンガが原作の劇場版アニメ「アシュラ」を人気アニメ「TIGER & BUNNY」のさとうけいいち監督が手がけて秋に公開することや北川悦吏子さんが監督と脚本を担当し、岩井俊二さんがプロデュースする「新しい靴を買わなくちゃ」(秋公開)の公開が新たに発表された。また、吉永小百合さんが主演する東映創立60周年記念作品となる「北のカナリアたち」(阪本順治監督)の公開日が11月3日に決定したことも発表された。

 会場には、渡辺謙さんが出演する映画「はやぶさ 遥かなる帰還」の瀧本智行監督、森山未來さんが主演する「苦役列車」の山下敦弘監督、「HOME 愛しの座敷わらし」の和泉聖治監督、「外事警察 その男に騙されるな」の堀切園健太郎監督、「莫逆家族 バクギャクファミ−リア」の熊切和嘉監督が出席し、新作について説明したほか妻夫木聡さんと武井咲さんが出演する「愛と誠」を監督する三池崇史監督からビデオメッセージが届いた。

 岡田裕介社長は「キャラクターものを中心に名作を作っていきたい。また芸術的な作品も企画していきたい」とあいさつ。昨年末に急逝した森田芳光監督の「僕達急行 A列車で行こう」について白倉伸一郎プロデューサーは当初、11年秋の公開だった同作が今年3月に公開が延期されたことについて触れ、「キャストのほかの作品との兼ね合いということもあるが、真意としては、(同作は)長いトンネルを抜けて希望に満ちた未来に向かっていく内容(ということで春にふさわしい)。そして春休み、若い人たちに見てほしいと思った」と説明。そして「現代の日本に生きる若者たちがどうやって希望を持って生きていくのかを描いた作品で、そういう姿の中に森田監督からの“エール”が込められている」と説明した。(毎日新聞デジタル)

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