ソニー:次世代PSは時期尚早「PS3はまだ先がある」

11年度第3四半期連結決算を発表するソニーの加藤優執行役
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11年度第3四半期連結決算を発表するソニーの加藤優執行役

 ソニーの加藤優CFO(最高財務責任者)は、今後のゲームビジネスの見通しについて「PS3は安定期に入っていて、まだまだ先はあると考えている。次世代プラットホームの話も報道されているが、(PS3は)“十年の計”でやっているプラットホーム」と語り、後継機の次世代プレイステーションについては時期尚早という見解を示した。同社が東京都内で2日開いた11年度第3四半期(10~12月)連結決算の会見で語った。

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 第3四半期のゲーム事業の業績については、神戸司郎業務執行役員が「PSVitaが想定通りの売り上げを達成したものの、PS3の価格改定の影響などがあり、減収となった」と発表。PS3は同期間に650万台を売り上げ、第3四半期では09年度同期と並び過去最高の売り上げを記録した。

 第3四半期の連結業績は、売上高が前年同期比17.4%減の1兆8229億円、営業損益は917億円の赤字。通期の業績予想については、テレビ事業の不振などで、営業損益を従来予想の200億円の黒字から950億円の赤字、最終赤字を900億円から2200億円に下方修正した。(毎日新聞デジタル)

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