沖縄国際映画祭：被災地でのお笑い芸人の葛藤に迫るドキュメンタリー上映

　今年で4回目を迎える沖縄国際映画祭のプログラムが21日、発表された。スイスから輸送された世界最大の移動式スクリーン「CineScreen400」が登場し、東日本大震災の被災地で活動するよしもと芸人の葛藤に迫るドキュメンタリー「お笑い芸人と東日本大震災～よしもとあおぞら花月～」などが上映されるほか、写真家の半田也寸志さんが撮影した被災地の写真を展示する「3・・11東日本大震災」写真展も開かれる。

ウナギノボリ

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　映画祭は、映画を地域一体となって楽しみ、コンテンツ産業の振興と、地域経済の発展に貢献するのが目的。今年は「Laugh＆Peace」（笑顔、笑いと心の安らぎ、平和）をコンセプトに、3月24～31日に沖縄県宜野湾市、那覇市ほか県内各地を会場に開催される。レッドカーペットは24日に行われる。長編プログラム（Laugh部門、Peace部門計26作品）、テレビ局と吉本興業の共同制作作品、地域発信型映画・CM、特別上映作品、短編プログラムなどが上映される。またファッションショー「“ちゅらイイ”GIRLS UP！ステージ」などのイベントも開催される。

　Laugh部門には山口智充さん出演の「あぁ…閣議」(郷力大也監督）、「ピース」の又吉直樹さん出演の「タバコイ～タバコで始まる恋物語」（中川通成監督）など13作品、Peace部門は、「チュートリアル」の徳井義実さん出演の「莫逆家族　バクギャクファミーリア」（熊切和嘉監督）、「ももへの手紙」（沖浦啓之監督）など13作品でそれぞれ海人賞グランプリを1作ずつ選出する。また特別上映作品として昨年亡くなった坂上二郎さんと原田芳雄さん、森田芳光監督の特集や世界のホラー映画の特集、アニメの実写化作品やオリジナルヒーロー、ヒロイン作品が上映されることも発表された。

　発表は吉本興業東京本部（東京都新宿区）であり、イベントに出演する鈴木奈々さんや徳井さん、「EXILE」のAKIRAさんらが登場した。「“ちゅらイイ”GIRLS UP！ステージ」に出演予定の鈴木さんは早くも沖縄をイメージしたファッションに身を包み「沖縄のビーチでファッションショーなんて初めて。全力で頑張ります」と気合十分。「彼氏にもぜひ沖縄に来てほしいー」と叫び笑いを誘った。会見には、お笑いコンビ「スリムクラブ」、「ジャルジャル」、「平成ノブシコブシ」、又吉さん、ロックバンド「かりゆし58」の前川真悟さん、桜　稲垣早希さん、木村祐一さん、滝裕可里さん、森カンナさん、内田流果さん、小松悠太さんらが登場した。（毎日新聞デジタル）