渡り廊下走り隊7:劇場版「クレヨンしんちゃん」の主題歌を担当 テレビアニメで声優に初挑戦

「クレヨンしんちゃん」の劇場版で主題歌を担当し、アニメ版でゲスト出演することが発表された「渡り廊下走り隊7」(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2012
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「クレヨンしんちゃん」の劇場版で主題歌を担当し、アニメ版でゲスト出演することが発表された「渡り廊下走り隊7」(C)臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK 2012

 今年で20周年を迎える人気アニメ「クレヨンしんちゃん」の最新劇場版「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ! オラと宇宙のプリンセス」の主題歌を、アイドルグループ「AKB48」内ユニット「渡り廊下走り隊7」が担当することが明らかになった。現在放送中のテレビアニメでも、同ユニットの「希望山脈」がオープニングテーマに起用されており、メンバーの渡辺麻友さんは「テレビ版の主題歌だけでもすごくうれしかったのに、20周年という記念すべき劇場版の主題歌を歌わせていただくなんて!! 20周年をたくさん盛り上げていきたいです!」と喜んでいる。

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 「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ!オラと宇宙のプリンセス」は、劇場版シリーズ20作目にあたり、主人公・野原しんのすけの妹・ひまわりを中心に”家族の絆”を訴えかけるヒューマンストーリー。ある日、プリンのことでケンカしたしんのすけとひまわりの元に、「ひまわり姫をお預かりします」と謎の男2人が現れる。渡された紙にしんのすけがサインをすると、次の瞬間、上空に現れたUFOに野原一家は吸い込まれてしまう。「ヒマワリ星」という見知らぬ星に到着すると、王が「ひまわり様が姫にならなければ、地球もヒマワリ星も消滅~!!」と叫び、ぼうぜんとする父と母。実は、しんのすけがサインしたのはすべてを了解するという「宇宙契約書」で、家族が離れ離れになることを意味していた……という内容。4月14日全国公開予定。

 また、テレビアニメにも同ユニットのゲスト出演が決定し、メンバー全員で声優に挑戦する。舞台となるのは、「渡り廊下走り隊7」の略称と同じ名前の惑星“ワロタ星”で、メンバーは“ワロタ星人”という設定で、まゆゆ(渡辺さん)、らぶたん(多田愛佳さん)、はるごん(仲川遥香さん)、あやりん(菊地あやかさん)、こもりん(小森美果さん)、わさみん(岩佐美咲さん)として登場する。AKB48のキャラクターがアニメに登場するのは今回が初めてで、仲川さんは「小さいころから見てきたアニメの世界に自分がいることがとっても不思議な気持ちでしたが、みんなと楽しい演技ができたと思います。私は1人だけ髪形がショートヘアなので、アニメの中でも目立っているんじゃないかな」とコメント。

 同ユニットがゲスト出演するテレビアニメは、ワロタ星に漬物石を捜しに出かけて行方知れずになった“銀の介おじいちゃん”を捜しに出かけた野原一家は、17歳のかわいいワロタ星人・まゆゆ(渡辺さん)と遭遇。銀の介が持ち出した石が、なんとワロタ星を破滅させるパワーを秘めた“怪獣アナゴちゃん”を封印する大切な石の一つだと判明し、しんのすけとまゆゆたちは大ピンチのワロタ星の危機を救うべくまい進する……というストーリー。「宇宙家族ノハラだゾ」と題して、前半は3月9日、後編は16日に放送される。

 テレビ朝日の本井健吾プロデューサーも「テレビの主題歌のジャケット用にメンバーをマンガの絵にしたものがよく似ていて、なんとかアニメ化できないかと思っていました。声優にも興味ありとの情報もキャッチし、“ダメもと”で企画しました」と、声優起用について説明。また映画主題歌については「『希望山脈』とはガラッと違う曲が出来上がりました。今回、テレビでは声優、映画では主題歌で、国民的アイドルと国民的5歳児がタッグを組みます!」と力強くアピールした。(毎日新聞デジタル)

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