女優の田中麗奈さんが、お茶の栽培にいそしむ女性を熱演した映画「種まく旅人~みのりの茶~」が17日から全国で公開される。同作は、風光明媚(めいび)な大分県臼杵市を舞台に、お茶の有機栽培を営む人々の姿を描く“オーガニックムービー”で、俳優の陣内孝則さんが16年ぶりに主演を務め、田中さんのほか吉沢悠さんらが出演している。仕事に挫折して田舎を訪れた際、病に倒れた祖父の代わりにお茶畑を守ることになる孫・みのりを演じる田中さんは、最近着物に興味があるという。田中さんが思う着物の魅力や、美容へのこだわりを聞いた。(毎日新聞デジタル)
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自分のチャームポイントは「鎖骨が出たときがうれしいです」と笑顔で答えた田中さん。「リンパの流れがいいと、きちんと出るんです。出ていないときは、疲れているときだな」と自身のコンディションも理解している。そんな田中さんの魅力を引き立たせるのが、最近気になっているという“着物”。「鎖骨は、ドレスのときにも出るとうれしいけれど、着物のときは色っぽいですよね。いろんな着物に触れてみたいな」と楽しそうに話した。
着物に興味を持ってからは「着物を着ていく機会を多く作ろうと思っています。舞台を見に行くとか、音楽を聴きに行くとか、お食事に行くときとか、日常に着物を取り入れられたらすてきだな」と普段から楽しんでいることを明かし、「小物との合わせもあって、奥が深いなという印象に変わった。遊びがあります」とその魅力を語った。
美容についてのこだわりを聞くと、田中さんは「体の健康は、心の健康につながる。楽に長く付き合うのがいいと思う」と話す。常にやっているという運動も「これと決めないで、いろいろやっているんですよ。ピラティスをやっていた時期もあるし、ヨガも(一度やめて)再開です。今の自分にはこれが合うんだなとか、ちょっと疲れちゃったり飽きちゃったりしたら、休んでほかのことをやって、また戻ってくることもある」と自分の気持ちに合わせた独自の美容法を明かした。
特に美容を意識して行っているのはヨガだといい、「1週間に1回というサイクルがすごく気持ちがよくて、体をほぐすことは大事なんだなと思います」と実感している田中さん。「ヨガは体を温めたり血行をよくすることで、自分がどういう状態か知ることができる時間なので、すごく大事。精神的にも自分が無になる時間が必要ですね」といい、今回の映画についても「人間には、自然の中で癒やされたりとか、心のコリを取る時間が必要なんだと感じてもらえる作品だと思う」と、魅力を語った。
次回は、映画「種まく旅人~みのりの茶~」について田中さんに演技や舞台になった大分県の思い出などを聞く。
<プロフィル>
たなか・れな。80年5月22日生まれ、福岡県出身。98年の映画「がんばっていきまっしょい」で女優デビュー。同年のサントリーのジュース「なっちゃん」のCMの初代キャラクターで人気を集めた。その後も04年の主演作「ドラッグストア・ガール」、06年の主演作「暗いところで待ち合わせ」、08年の「山桜」 や「犬と私の10の約束」など、映画で多く活躍し、09年には「派遣のオスカル~『少女漫画』に愛をこめて~」でNHKドラマに初出演。11年は「源氏物語 千年の謎」、「聯合艦隊司令長官 山本五十六」、12年は「麒麟の翼~劇場版・新参者~」と出演映画が続き、テレビではNHK大河ドラマ「平清盛」に、源義朝の正室・由良御前役で、現在も出演している。「種まく旅人~みのりの茶~」は、撮影地の大分県、福岡県で先行上映中で、17日から全国で公開される。
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