木村拓哉:被災地復興へ「一人一人が役割を考えて」 孫社長の財団活動報告会

「東日本大震災復興支援財団」の活動を報告する孫正義社長
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「東日本大震災復興支援財団」の活動を報告する孫正義社長

 ソフトバンクグループの孫正義社長が設立した「東日本大震災復興支援財団」の活動報告会が8日、東京都内で開かれ、同財団の発起人にもなっている「SMAP」のメンバーのうち木村拓哉さんがゲストとして登場。木村さんは「支援する行動も大事ですが、起きた事実を忘れないことも大事。自分ができることを探して、今後も続けていきたい」と語り、「人にはそれぞれ役割があると思う。一人一人同じ国にいる自分の役割を考えて、これから生活していってほしいと思いますし、僕もそうします」と呼びかけた。

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 この日は、財団の活動内容や金額についての詳細が報告され、孫社長は、「寄付とかは黙ってやるのが美徳だと思っていましたし、これまでもそうしてきましたが、今回はあえて名乗りを上げることを選択しました」と説明。復興の輪を広げるための新たなプロジェクト「空の下の芋煮会」も発表した。このプロジェクトは、東北地方で広く行われている「芋煮会」を、財団や趣旨に賛同する人々それぞれが開き、東北や子供たちの将来について考えてみようという提案で、同財団でも定期的に芋煮会を開催するという。

 孫社長は「一日も早く、傷ついたふるさと、ダメージを受けてしまったふるさとが取り戻されることを願っていますし、本当の意味で青空の下で芋煮会ができることを望んでいます」と思いを語り、「財団の活動はこれからも一歩一歩続けていきたい。被災者のみなさんは、まだまだ被災は終わっていない。なんとしても頑張ってほしいと思いますし、少しでも支えられることがあればやっていきたい」と決意を述べた。

 同財団は、東日本大震災で被災した子供たちを支援するため、孫社長が個人として被災地へ寄付した義援金・支援金のうち、40億円を基に設立され、高校生向けの奨学金やNPOなどの団体への助成事業、福島県で被災した子供たちへの支援活動などを行っている。(毎日新聞デジタル)

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