ニッポン放送のラジオ番組「オールナイトニッポンGOLD app10.jp」で、電話のプッシュ音を利用して文字を伝えるアプリ「Toneconnect(トーンコネクト)」の公開実験が9日、行われた。
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「Toneconnect」は、アプリを起動して入力したURLの情報などを、自動で電話のプッシュ音に変換して発信する。同じアプリを起動しているユーザーがそのプッシュ音を受信するとURLなどの文字情報を受け取れる。プッシュ音はスピーカー、ラジオ、テレビなどで広く伝えられるため、文字の打ち間違いなどを避けられるのが特徴。無料でダウンロードできる。
公開実験では約50人のリスナーが参加し、スマートフォンなどにダウンロードしたアプリをあらかじめ用意。プッシュ音を発信して、会場にいるほぼ全員にURLが書かれたpdfファイルが届くと驚きの声が上がった。吉田尚記アナウンサーは「ファイルを音で配ったのは人類史上初めてかもしれない」と話し、コンサートなどの大規模イベントで数千人の来場者に一気にデータを配信したり、災害時に的確に情報を伝えられるなどの特徴を説明した。(毎日新聞デジタル)