俳優の陣内孝則さん、吉沢悠さん、田中麗奈さんらが17日、映画「種まく旅人~みのりの茶~」(塩屋俊監督)の初日舞台あいさつに登場。陣内さんは「(共演の)吉沢君と役者のあり方について話をした」といい、吉沢さんが飛行機でキャビンアテンダント(CA)からもらった電話番号を捨てたエピソードを暴露。そのことで陣内さんが吉沢さんを「叱りました」と言うと、吉沢さんは「俳優論として『いつチャンスがあるか分からないからいつも準備をしとけ』と言われました」と苦笑いしていた。
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「種まく旅人~みのりの茶~」は、風光明媚(めいび)な大分県臼杵市で、お茶の有機栽培を営む人々の姿を描いた映画。金ちゃんこと大宮金次郎(陣内さん)は全国各地の農家を訪ねては作業を手伝う農林水産省の官僚。デザイナーの仕事をリストラされ、祖父が暮らす家にやってきたみのり(田中さん)は、倒れた祖父の代わりに畑仕事をするはめになり、何度もめげそうになるが、金次郎や市役所農政課の職員・木村(吉沢さん)に支えられてお茶作りに挑む……というストーリー。
陣内さんは事の顛末(顛末)を「吉沢君が大分に向かう飛行機の中でキャビンアテンダントからキャンディーをもらい、そこに電話番号が書いてあったらしい。『結局どうしたんだ』と聞いたら吉沢君は『(寝ている間にキャンディーを置いていかれたので)顔も分からないし破って捨てました』と言っていて。『CAはお前だけのものじゃないんだ。そこからたどってたどって楽しい合コンとかがあるんだぞ! そこら辺をオープンにしていかないと伸び悩むぞ』と叱りました」とまくし立てた。また「スカイツリーから落下するシーンやカーチェイス、(田中)麗奈ちゃんとの濃厚なラブシーンとかすべてカットされちゃったのが残念です」とジョークを飛ばし、観客や共演者の笑いを誘っていた。舞台あいさつには塩屋監督も出席した。(毎日新聞デジタル)
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