久保ミツロウ：能町みね子と14年ぶり復活ラジオのパーソナリティーに

　大ヒット映画「モテキ」原作者でマンガ家の久保ミツロウさんと「ドリカム層とモテない系」などで知られるエッセイストの能町みね子さんが、4月からスタートするニッポン放送の深夜ラジオ「オールナイトニッポン0（ZERO）」の火曜日パーソナリティーを務めることが決まった。今まで“顔出し”をしてこなかった久保さんは「“美人マンガ家”じゃないので、ネットなどでたたかれると思ってきたのですが、この際限界まで自分を追い込んでみようと思います」と気合十分で、能町さんも「唯一の女性枠がアイドルではなくてすみません」とコメントしている。

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　「オールナイトニッポン」は67年の放送開始以来、今年で45周年を迎える長寿番組で、若手のパーソナリティーを発掘・育成してきた深夜3時からの「2部」が14年ぶりに「オールナイトニッポン0（ZERO）」として復活する。ニッポン放送では1月16日～2月5日にプロ・アマ問わずパーソナリティーオーディションを行い、1609組の応募者の中から5組の初代パーソナリティーが決定した。

　月曜はイケメン俳優集団「D−BOYS」の和田正人と五十嵐隼士さん、水曜は5人組ロックバンド「SPYAIR（スパイエアー）」、木曜は「THE MANZAI 2011」で4強入りを果たしたお笑いコンビの「Hi−Hi」、金曜は唯一素人で選ばれた現役大学生の本村康祐さん、西岡隼基さんの2人が担当する。

　昨年から能町さんと「男子禁制！！俺たちデトックス女子会」を定期的に開催している久保さんは、今回パーソナリティーに応募した経緯を「能町さんと夜中によく電話で話すのですが、その内容がとても面白いので、ほかの方が聞いても面白いのでは？と思った」と説明。能町さんは「ほかに30歳以上の女子が暗いテンションで応募しているという、同じようなキャラクターがいなかったことが選んでいただいたポイントになったのでは？」と話した。

　また「Hi−Hi」の上田浩二郎さんは「女性の編成局長に抱かれたかいがありました」とあいさつして笑いを誘い「木曜の1部（深夜1～3時）は、昔から聴いているナイナイさんが担当されているので頑張ります！」と意気込んだ。岩崎一則さんは「僕らの取りえは元気しかないと思っているので明るく楽しいラジオにしたいと思います」と語った。

　「オールナイトニッポン0（ZERO）」は4月2日からスタートする。（毎日新聞デジタル）