めくりめくる:コミック付録に作品舞台・倉敷の名産品 

「めくりめくる」第3巻の初回限定版ふろくの特製デニム製ブックカバー
1 / 1
「めくりめくる」第3巻の初回限定版ふろくの特製デニム製ブックカバー

 岡山県倉敷市が舞台のマンガ「めくりめくる」で、24日発売の第3巻初回限定版に「国産ジーンズ発祥の地」として知られる同市児島の名産品デニムでできたブックカバーが付くことが明らかになった。作品の舞台となった地元の名産を活用した付録は出版元のワニブックスでは初の試みで、業界でも非常に珍しいという。

ウナギノボリ

 デニム製ブックカバーは、倉敷市に本社を置く「桃太郎ジーンズ」とコラボレーションし、生地生産から縫製まですべて同市で一貫生産して制作した自信作で、「MADE IN KURASHIKI」と印字されている。「めくりめくる」は、同市出身で現在も岡山県内在住の拓さんによるワニブックスの月刊マンガ誌「コミックガム」で連載中のマンガ。倉敷を舞台に思春期の少年少女たちの微妙な心の動きを表現しながら、青春の日々をみずみずしく描いている。

 同市は、作品の人気を利用した地域振興策としてではなく、地元新人マンガ家の作品を全国に広めようという長期的な展望から同作をバックアップ。11年に開催された日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット80」(コミケ)で地方自治体として初めて出展し、話題となった。(毎日新聞デジタル)

マンガ 最新記事