聖闘士星矢:新シリーズ主題歌に「ペガサス幻想」 歌手に中川翔子起用で女神アテナ役も

アニメ「聖闘士星矢Ω」で女神アテナ(右)役に決定した中川翔子さん (C)車田正美/東映アニメーション・テレビ朝日・電通
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アニメ「聖闘士星矢Ω」で女神アテナ(右)役に決定した中川翔子さん (C)車田正美/東映アニメーション・テレビ朝日・電通

 4月から放送される人気アニメの新シリーズ「聖闘士星矢Ω(オメガ)」の主題歌にテレビアニメシリーズ「聖闘士星矢」の名曲「ペガサス幻想」が採用され、歌手にタレントの中川翔子さんが起用されることが明らかになった。中川さんは女神アテナ(城戸沙織役)の声を担当することも決まった。

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 「聖闘士星矢」は、週刊少年ジャンプ(集英社)で85~90年に連載された車田正美さんの人気マンガが原作。天馬星座(ペガサス)の「星矢」を中心に「小宇宙(コスモ)」と呼ばれる特別な力を持った聖闘士たちの戦いと友情を描いた作品で、86~89年にテレビアニメ化された。新シリーズは、伝説の聖闘士・星矢の背中を追いかける光牙とその仲間たちによる物語で、新世界を樹立しようとする巨大な悪・マルスを倒すため、戦い続ける主人公たちの姿を描く。主人公・光牙を声優の緑川光さん、また星矢を前シリーズから引き続き、古谷徹さんが演じる。なお、テレビアニメシリーズ「聖闘士星矢」では、声優の潘恵子さんが女神アテナの声を務めていた。

 「ペガサス幻想」はテレビアニメシリーズ「聖闘士星矢」の初代オープニング曲で、今回は同曲を担当したロックバンド「MAKE−UP」のプロデュースと平松健治さんのアレンジで、新シリーズのための「ペガサス幻想(ファンタジー) ver.Ω」として生まれ変わり、中川さんは「MAKE−UP feat.中川翔子」の名義で担当する。

 中川さんは「まさかこうして主題歌を、しかも(オリジナルの歌を担当していた)『MAKE−UP』のNoBさんと一緒に歌わせていただけるなんて夢みたい」とコメント。レコーディングでは、深夜だったにも関わらず、何度も録り直しを申し出るなど、並々ならぬ熱意を見せていたという。中川さんの歌声を聞いた原作者の車田さんは、「まさしく新世紀の星矢の扉が開いた衝撃を受けました。新たな光をよろしく頼みます」とエールを送っている。

 また、中川さん演じる城戸沙織は、地上の平和と生きとし生けるものを守る使命を持つ女神アテナの化身で、光牙の育ての親という設定で、新世界樹立を狙うマルスによって、さらわれてしまう役柄。2~3歳の物心つく時期にアニメ放送を見て、幼いころから「聖闘士星矢」が好きだったと語る中川さんは、キャスティング決定の知らせに大興奮だったといい、「世界中、誰もが知っている素晴らしい作品の声優、主題歌を担当させていただくということで、本当にびっくりしました」とコメント。その後、改めてマンガを読み返し、「絶賛ハマってしまっています」と夢中だという。

 先日アフレコに臨んだ中川さんは、「アテネの声は潘さんのアテネを何度も見てイメージしました。私と沙織さんの年齢は近いと思うので、落ち着きと母性を想像して演じました」と役作りについて振り返り、収録後、「古谷徹さん演じる星矢の『うむ』と言う一言が、それだけでもう星矢だったので、それに引っ張られた気がします。もっともっと星矢と絡みたいです」と意気込んでいた。

 「聖闘士星矢Ω」は、4月1日から毎週日曜午前6時半~7時放送。第1話は、十二宮が見える聖域にある居城で、女神アテナは眠れる赤子・光牙を見ていた。ところがそのとき、巨大な闇が生じ、爆発。崩れた柱が光牙に倒れそうになるが、間一髪、黄金聖闘士・星矢が現れた。さらに、マントを羽織った邪悪な敵・マルスも姿を現して……というストーリー。(毎日新聞デジタル)

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