俳優の田中健さんが芸能生活40周年を記念して東京・表参道の会場で開いたパーティーに、ドラマ「俺たちの旅」で共演した俳優の中村雅俊さんと秋野太作さんがお祝いに駆けつけ、ドラマのオープニング曲「俺たちの旅」とエンディング曲「ただお前がいい」を3人そろって披露した。
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「俺たちの旅」は75年に放送された連続ドラマで、二流私大に通う主人公カースケ(中村さん)と同級生のオメダ(田中さん)、同郷の先輩グズ六(秋野さん)の友情と人生を描いた青春群像劇。大ヒットし、その後も、85年、95年、03年と3度にわたりスペシャル版が放送された。
中村さんから「すごいチャーミングで、大好きなんです」と絶賛された田中さんは、「どれだけいじめられたか……」と苦笑い。すると、「健ちゃんが漢字読めなくて、俺らが違ったふうに教えて。本番で健ちゃんが間違って大激怒するってことが何度かあった」と中村さんが白状し、秋野さんからは「“賛同する”っていう字が読めなくて、“げきどう”って教えたら、そのまんま本番で言ってた」と暴露されるなど、当時の思い出話で盛り上がっていた。
またパーティーでは、田中さんによる新曲「あなたがいるから」の歌や得意のケーナ演奏が披露されたほか、歌手の加藤登紀子さんによる「百万本のバラ」の歌唱や、デビュー当時からの付き合いとなる俳優の柴俊夫さんと歌手の松崎しげるさんとのトークセッションが行われるなど、大いに盛り上がった。会場に集まった人々を前に「やる前はどうしようかと思っていましたが、やってよかったです」と語り、「今日いるみなさんのおかげで今の私がいます」と感謝した。(毎日新聞デジタル)