話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、11歳の少女と村役場の青年のドタバタ劇を描いた真島悦也さんの4コママンガ「ちとせげっちゅ!!」です。「まんがライフMOMO」(竹書房)編集部の矢野広敏さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
10年前の朝ドラ「花子とアン」 当時の吉高由里子インタビュー
−−この作品の魅力は?
ちょっぴりおませでかなり熱血、恋する小学生ちとせちゃんは近所の役場のお兄ちゃんに夢中です。“愛たい時が恋時間”、いつ(授業中)だって、どんな障害(先生)だってちとせちゃんは止められません!! お友達の“お笑い命クール少女”雛子ちゃん、“純情パパっ子”みさきちゃんに、恋のライバル(?)担任の麻子先生も巻き込んで、今日も“ドキワク小学生ライフ”はアンストッパブル!
読めばきっと元気になれる、そんなすてきで無敵なラブコメ4コマです。
−−作品が生まれたきっかけは?
以前他社の雑誌にて、「コイネコ」(現在の版元、作品内容とは異なります)というストーリーラブコメ作品を担当したことがきっかけです。その雑誌が休刊し、またお仕事をご一緒したいなと思っていた折、私が転職した先が4コマ雑誌だったこともあり、「今度は4コマでラブコメやってみませんか?」とお話ししたところからスタートしました。
−−主人公・ちとせの「役場のお兄ちゃん」への猛アタックがすごいのですが、モデルになった人、もしくはその設定をひらめいたきっかけはあるのでしょうか?
特定のモデルはいませんが、身近に感じる近所の元気な女の子、というイメージでキャラを考えていただきました。ちょっと元気すぎたかもしれませんが突き抜けた結果、周りのキャラが“いきる”ことになりました。余談ですが、タイトルの「ちとせげっちゅ!!」は、タイトル案を聞かれた時、たまたま目に入った「サル○ッチュ」からとった、という話を後で先生から聞きました。
−−編集者として作品を担当して、今だから笑えるけれど当時は大変だった……、もしくはクスッとしたナイショのエピソードを教えてください
毎回かなり長時間打ち合わせをしていて、いつも使っていた喫茶店を「もう次から来ないで」と追い出されたことでしょうか。当時は先生の地元、栃木のほうで打ち合わせをしていた関係で、なかなか近所に良い場所が見つからず、先生の車で延々と探し回ることになりました。でも、時間がかかった時にはそれに見合った面白いネタが読めるので、待つ時間はうれしい時でもあったりします。
−−今後の展開、読者へ一言お願いします。
7月よりいよいよアニメ放送開始です。この時期にあわせてコミックス最新刊8巻も発売予定ですので、ぜひこの機会にご一読を! 何巻から読んでも面白い、安心の“4コマクオリティー”です。
竹書房 まんがライフMOMO編集部 矢野広敏
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