陣内智則:飛んだ!NGK初のフライングワイヤ 宙づり高さ10メートル

1 / 6

 お笑いタレントの陣内智則さんが10日、リニューアルオープンしたなんばグランド花月(NGK、大阪市中央区)で、吉本興業100年の歴史を月替わりに12本の芝居で伝える舞台「吉本百年物語」のプレビュー公演を行い、ワイヤで宙づりになって、客席上を飛ぶ演出に挑戦した。公演前の会見では、「昨日、装置ができたらしく、今朝(リハーサルで)初めて飛んだ。保険にも入らされて。高いところ? 得意じゃないですよ」と不安も口にしていたが、客席から高さ約10メートルの天井近くにまで届く、NGK初という見事な“フライング”を見せ、観客から喝采を浴びた。

ウナギノボリ

 「吉本百年物語」は吉本興業創業100周年プロジェクトの一環。4月からの第1弾「大将と御寮ンさん・二人の夢」は、創業者の吉本吉兵衛・せい夫妻が苦労しながら、寄席小屋経営に乗り出していく創業当時の物語。吉兵衛を陣内さん、妻のせいを女優の国仲涼子さんが演じ、吉兵衛夫妻の夢である寄席小屋経営のために融資する金貸しのお銀役で神野美伽さんも出演した。

 第1弾には、たむらけんじさん、月亭八光さん、銀シャリらも日替わりゲストで出演予定。NGKで13日~5月6日に上演(21、25日、5月1、5月5日は休演)される。その後、5月14日からは、六角精児さん、板尾創路さん、中川礼二さんらが出演し、伝説の漫才師「エンタツ・アチャコ」の物語を描く第2弾「キミとボクから始まった」がスタートする。

 NGKでは吉本百年物語の開幕を記念して、香川県丸亀市の伝統工芸品「丸亀うちわ」とコラボレーションした特別展示「丸亀うちわでたどる吉本興業の百年」も実施。「よしもと47都道府県エリアプロジェクト」の一環として実現したもので、1階から2階の吹き抜け部分に、吉本100年の歴史を描いた丸亀うちわが展示されている。「吉本百年物語」の詳細はホームページ(http://www.yoshimoto.co.jp/100th/)で。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 6 枚

芸能 最新記事