人気作家・貴志祐介さん原作のミステリーを俳優の伊藤英明さん主演で映画化する「悪の教典」(三池崇史監督)に、11年に「ヒミズ」で日本人で初めてベネチア国際映画祭の最優秀新人俳優賞にあたる「マルチェロ・マストロヤンニ賞」を受賞した二階堂ふみさんと染谷将太さんが出演することが発表された。共に高校生役で、二階堂さんは伊藤さん演じる教師・蓮実聖司へ不信感を抱く片桐怜花、染谷さんは怜花とともに蓮実の正体を暴こうとして犠牲者となる早水圭介を演じる。
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二階堂さんは「思いこがれていた三池組です。最高のエンターテインメントになるよう、現場に激しく片桐怜花をぶつけていきたいと思います」、染谷さんは「赤にもいろいろな赤があると思いますが、三池大先生のイメージする赤色の血を、流したいと思います」とそれぞれ意気込んでいる。また、生徒にセクハラをする体育教師・柴原徹朗に山田孝之さん、同性愛者で教師と関係を持っている男子生徒・前島雅彦に林遣都さんを配役。
「悪の教典」(文芸春秋刊)は10年7月に単行本が発売され、「第1回山田風太郎賞」や宝島社「このミステリーがすごい!2011」国内部門1位に選ばれるなど、数々の賞を受賞した小説。蓮実(伊藤さん)は生徒からの人気も高い模範教師だが、実は他者への共感能力が欠如した反社会性人格障害(サイコパス)。高い知能の持ち主である蓮実は、これまでも自分の障害になるものを排除してきたが、そんな異常な性格の一端を感じ取る生徒に気づいた蓮実は、学園祭の準備で居残るクラスの生徒たちの抹殺を計画する……という物語。
三池監督と共に、伊藤さんは「スキヤキ・ウエスタン・ジャンゴ」で、山田さんは「十三人の刺客」でベネチア国際映画祭に参加しており、同映画祭経験者がそろう本作も「第69回ベネチア国際映画祭」への出品を目指している。プロデューサーの臼井央さんは「ベネチアについては、 クランクアップ後、すぐに三池監督が編集作業に入り、急ピッチで海外映画祭の選考に間に合うよう進めるスケジュールを組んでいます」と語っている。
映画は11月10日に全国東宝系でロードショー予定。(毎日新聞デジタル)
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