22日開業する「東京スカイツリータウン」内の商業施設「東京ソラマチ」が18日、報道陣に公開された。「新・下町流」をコンセプトに、新しい下町の魅力を発信する施設として、ファッションや雑貨、スイーツ、レストランなど専門店を中心に、商業施設としては都内最大級の312店舗を展開。新業態や都内初、商業施設初の店舗も多く、東京の新名所のふもとにバラエティー豊かな“街”がオープンする。
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東京ソラマチは東京スカイツリータウンのイーストヤード、タワーヤード、ウエストヤードの3区画内に分かれており、商業施設面積は約5万2000平方メートル。営業時間は物販が午前10時~午後9時、レストランが午前11時~午後11時。全312店舗のうち、新業態88店舗、都内初店舗が17店舗、商業施設初は22店舗となっている。東京ソラマチを含めた東京スカイツリータウン全体で初年度3200万人の来場者数を見込んでいる。
各ヤードの1階はエントランスゾーン。全長120メートルの通路に食品、雑貨、カフェなど35店舗が軒を並べており、イーストヤード1階の「ソラマチ商店街」には、ファッションブランド「サマンサタバサ」の新業態ショップでギフトをテーマに可愛らしいグッズの販売やカフェを併設した「サマンサタバサ アニバーサリー」や、ドラッグストア「マツモトキヨシ」が薬だけでなくお土産などを取り扱う「マツモトキヨシstore」などが出店。また、とうきょうスカイツリー駅の目の前の「St.ストリート」には、東京ばな奈ワールドが展開する「東京ソラマチ」限定のスイーツ「東京ばな奈ツリー」が販売される。
ファッションゾーンはイーストヤード2、3階、タワーヤード3階。セレクトショップ「ビームス」が提案するフローズンヨーグルトや雑貨を扱う「レムソンズ」、「ユナイテッドアローズ」の初のカフェ併設店「ビューティー&ユース ユナイテッドアローズ」など75店舗が並ぶ。食品、フードコートゾーンはタワーヤード2階など。イーストヤード6、7階には、世界中のビールが楽しめる「世界のビール博物館」などが出店するカジュアルダイニングゾーン、30、31階には約150メートルの高さから食事が楽しめるスペシャルダイニングゾーンなど、食の施設も充実している。
イーストヤードとウエストヤードの4階はお土産品が並ぶスーベニア・キャラクターゾーン。戦国時代の歴史系グッズをそろえる「戦国魂 天正記」や、サンリオのキャラクター「ハローキティ」のグッズが並ぶ「Hello Kitty Japan」、読売ジャイアンツが運営する初の直営店「GIANT OFFICIAL STORE」、食品サンプルを展示・販売する「元祖食品サンプル屋」などバラエティー豊富な店が集結している。同ゾーンに出店する東武百貨店では、純金約35グラムを使用した「東京スカイツリーオブジェ」を販売。価格は50万円という。
そのほか、イーストヤード5階は企業PRフロアで、J:COMが展開する同社初のコンセプトショップ「J:COM Wonder Studio」や、セガトイズが手掛ける東京スカイツリーができるまでの工程が体感できるアトラクション「メイキングツアー TREEof DREAMS 東京スカイツリーのつくりかた」、また、東京スカイツリーがある墨田区が区内の魅了をPRする展示コーナー「産業観光プラザ すみだ まち処」などが出店している。東京ソラマチは22日開業。(毎日新聞デジタル)