庵野秀明監督：「ヱヴァ」進行状況を聞かれ立腹　「日プロ大賞」授賞式

　アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」で知られる庵野秀明監督が26日、テアトル新宿（東京都新宿区）で開催された「第21回　日本映画プロフェッショナル大賞（日プロ大賞）」の授賞式に出席。庵野監督は、主催者から「『巨神兵東京に現わる』を製作するそうですが、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』の進行状況は？」と質問されると「ちゃんとやっています。世の中、『ヱヴァンゲリヲン』だけじゃない。やらないといけないこと、やりたいことがたくさんある。本当にやっていますから。失礼な」と声を荒らげた。「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」の第3弾となる最新作「Q」は今秋の公開を予定している。

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　「日プロ大賞」は92年にスタートした映画賞で、評価が高いにもかかわらず、他の映画賞で受賞に至らなかった作品、さまざまな理由から興行面でいい結果が出せなかった作品などにスポットを当てているのが特徴。21回目の今年は、庵野監督がプロデュースした「監督失格」（平野勝之監督）が「作品賞」を受賞。「主演女優賞」に「アントキノイノチ」（瀬々敬久監督）、「東京公園」（青山真治監督）などに出演した榮倉奈々さん、「主演男優賞」に「CUT」（アミール・ナデリ監督）に出演した西島秀俊さん、「新人監督賞」に「モテキ」の大根仁監督、「婚前特急」の前田弘二監督が選ばれた。

　授賞式で、大根監督はサングラスをかけ、缶ビールを飲みながら登場。さらに、記念の盾を渡されると、すぐにリュックサックに入れたり、式中にビールを飲むなど自由な振る舞いで報道陣や観客を笑わせていた。（毎日新聞デジタル）