最もすてきに輝くお父さんを選ぶ「第31回イエローリボン賞(ベストファーザー)」(日本メンズファッション協会主催)の授賞式が6日、東京都内で行われ、「学術・文化部門」で歌舞伎俳優の中村勘九郎さんが選ばれた。父の勘三郎さん(当時は勘九郎さん)も91年に受賞したことから、勘九郎さんは「ベストファーザーの息子ってなんかいいなあと思っていました。勘九郎の名前で2回受賞というのもなにかの縁かなと思います」と親子2代での受賞を喜んだ。
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また、昨年誕生した長男・七緒八(なおや)くんについて、勘九郎さんは「息子には父親と同じように強制はしないし、本気でやると言ったら全力でサポートします。しつけは親に習って厳しく」と父親の表情を見せていた。
イエローリボン賞は、日本メンズファッション協会などが各界の著名人からその年の「ベストファーザー」を表彰するもので、「父の日」(6月第3日曜)を前に毎年発表されている。今年は、勘九郎さん(学術・文化部門)、田辺誠一さん(芸能部門)、恵俊彰さん(同)、サッカーJリーグ「横浜・Fマリノス」所属の中村俊輔さん(スポーツ部門)、岩手県知事の達増拓也さん(政治部門)、大同生命保険の喜田哲弘社長(経済部門)、ピッティ・イマジネ社のラファエロ・ナポレオーネCEO(特別賞)が受賞した。
4人兄弟の末っ子で、現在は4人の子供の父親という中村選手は、家庭においては家事の“サポーター”だといい、「常に家族のチームワークを大切にしながら、全国のサッカー少年に夢を贈り続けていきたい」とコメント。一方、参観などで学校を訪れるという恵さんは、「自分の子供のころに比べて、お父さんの数が増えている。お父さんが求められていると痛感します」としみじみと語り、田辺さんは「こんなに大きな賞だと思っていなかった。僕でいいのかなあ」と謙遜していた。(毎日新聞デジタル)
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