ゲーム制作に込めた開発者の思いを聞く「ゲーム質問状」。今回は、人類が消えてしまった現代の東京を舞台に動物たちのサバイバルを描く注目作「TOKYO JUNGLE(トーキョージャングル)」(PS3)です。ディレクターを務めたクリスピーズの片岡陽平さんと、プロデューサーを務めたソニー・コンピュータエンタテインメントの山際眞晃さんに作品の魅力を聞きました。
ウナギノボリ
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−−ゲームの特徴と、セールスポイントは?
人類がこつ然と姿を消してしまい、動物たちの弱肉強食の世界へと変貌した東京を舞台にしたサバイバルアクションゲームです。プレーヤーは、50種類以上の動物から操作するキャラクターを選ぶことができます! 最大のポイントは“動物ならではのサバイバル”が楽しめるという点です。空腹を満たすために獲物を捕食し、群れを形成するために縄張りを確保し、寿命を迎える前にメスを見つけて次の世代に託す。そんな弱肉強食のサバイバルを生き延びてください!
−−開発のコンセプトは?
開発当初は自由に冒険しながら、惑星の世界地図を作り上げる、という企画だったのですが、ゲームとしてのロジックやカタルシスが足りないという意見があり、そこで「おなかがすく」という要素を導入しました。その瞬間カチッと企画が決まりましたね。あとは自然とアイデアが決まっていきました。操作キャラクターが動物になったのは「生きるために食べる」という本能的な部分を、動物ならダイレクトに表現できると思ったからです。
−−今だから笑って明かせるけれど、開発当時は大変だったエピソードをお願いします。
背景は全部写真を撮って、それを加工して作成しているのですが、とにかく撮影が大変でした。人が写り込んでしまうと修正しなければいけないので、明け方しか撮影ができないんですよ。1枚撮影しては1歩横に移動して、を延々と……完全に変質者でしたね(笑い)。1回の撮影で500枚以上、最終的には万単位の写真を撮影しました。
−−ファンへ一言お願いします。
「TOKYO JUNGLE」には、1日30分でも遊べるサバイバルモードと、最終的に人類の消えた謎が明らかになる、ストーリーモードという二つのモードがあります。がっつりやり込むことも、少しだけ遊ぶことも可能なので、最近ゲームから遠ざかっている方や、本作に興味はあるけど時間がないという方にも、まずは気軽にプレーしていただけるとうれしいです!
「TOKYO JUNGLE」ディレクター クリスピーズ 代表取締役 片岡陽平
「TOKYO JUNGLE」プロデューサー ソニー・コンピュータエンタテインメント 山際眞晃
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