サッカー日本代表の川島永嗣選手が15日、東京都内で行われた、世界に挑戦するアスリートを語学面でサポートする「Global Athlete Project(グローバル・アスリート・プロジェクト)」の1周年記念会見に登場。日本にいるころから海外挑戦を目指し語学を勉強していたことでも知られる川島選手は現在、英語、イタリア語、スペイン語、ポルトガル語、フランス語、オランダ語の6カ国語を学んでいるといい、会見でも流ちょうなフランス語やイタリア語を披露。「言葉をしゃべる上でもそうですし、ミスを恐れずにしゃべることが語学の自信にもパフォーマンスの自信にもつながっていくのかなと実感してますね」と海外での生活を通して感じた語学の重要性をアピールしていた。
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同プロジェクトは、30種類の言語に対応する実用外国語トレーニングソフトを手がけるロゼッタストーン・ジャパンのサポートの下、日本のアスリートが外国語のコミュニケーションスキルを身につけ、世界を舞台に活躍し続けるのを応援するもので、自ら身につけた英語やイタリア語などの語学力を生かして海外チームで活躍する川島選手が同プロジェクトの発起人の一人となって、昨年6月にスタートし、現在約120人のアスリートが参加しているという。
川島選手は現在、ベルギー・リールスに所属。毎朝、朝食前に同社のソフトを利用しフランス語などの習得に励んでいるといい、「たくさん言葉を勉強してたくさんの国でプレーしてみたいですし、より高いレベルの国でプレーしてみたい」と口にし、具体的な国名を聞かれると、「もちろん英語が使える国、イタリア語が使える国、自分が使える言葉の国に行くチャンスがあれば」とイングランドのプレミアリーグ、イタリアのセリエAへの移籍願望をのぞかせた。
会見には、同プロジェクトに参加するロードレースの日隈優輔選手、石上優大選手、アルペンスノーボードの戸崎啓貴選手、トライアスロンの中西真知子選手も登場。同プロジェクトのアンバサダーも務めている川島選手は、「僕自身ベルギーに渡って海外で暮らしていますが、コミュニケーションが大事になってくるので、このプロジェクトがアスリートのサポートになれば。今後3年間で300人に参加してもらいたい。日本人として活躍するアーティストやビジネスでも世界で活躍したい人の支えになることを目標に活動していきたい」と語っていた。(毎日新聞デジタル)