東山紀之:舞台「英国王のスピーチ」で全裸覚悟

1 / 17

 「少年隊」の東山紀之さんが19日、英国大使館(東京都千代田区)で開かれた舞台「英国王のスピーチ」制作発表に登場した。主演を務める東山さんは、あいさつで「台本を読んで、始めに『全裸の男が……』と書いてあった。全裸のスタートになりそうです。これが癖にならないように頑張ります」と、早速舞台の見せ場をアピールし、報道陣を驚かせた。

あなたにオススメ

 本場・英国で上演されている舞台を見に行ったという東山さんは「非常にシンプルに役者のエネルギーが必要な作品。熱気に負けないようにきちんとしたものを皆さんと作り上げなければ」と意気込んだ。全裸のシーンについては「どうなるのか、確認するのが怖かった。今日確認してやっと覚悟が決まった。小さい劇場でよかった」と笑顔を見せ、「よく肌色のパンツをはいてやる人がいるがかっこ悪い。どうせやるならちゃんとやる」と宣言して、会場を盛り上げた。

 「英国王のスピーチ」は、デヴィッド・サイドラーさん原作の戯曲を基に10年に劇場公開され、「第83回アカデミー賞」では作品賞、監督賞、主演男優賞、脚本賞の4部門を受賞した映画を舞台化。2月には英国で舞台版が初上演され、日本でも舞台化が決定した。吃音(きつおん)に悩み、内気な性格になった大英帝国の王子・バーティ(ジョージ6世)役を東山さん、バーティを支える妻・エリザベス役を、「リチャード三世」以来約2年ぶりの舞台出演となる安田成美さん、バーティの吃音を治療する言語聴覚士ライオネル・ローグ役を、近藤芳正さんが務める。

 制作発表には、安田さん、近藤さん、演出の鈴木裕美さんが登場した。近藤さんは「大丈夫かな、なぜ僕にこの役がきたのかと思ったら『役者の夢をあきらめた人』とあった。この挫折感を演じられるのは僕しかいないんじゃないかと思いました」と胸を張った。安田さんは「2人の演技を観客目線で見たいと思って今回参加させていただくことにしました。ひたすら王を愛して見守ります」と話した。夫婦円満の秘訣(ひけつ)を聞かれると「尊敬すること。尊敬すると信用できます」といい、一部の別居報道に関しては「(夫婦は)円満! 別居してないです」ときっぱりと否定した。

 東京公演は8月24日~9月9日に世田谷パブリックシアター(東京都世田谷区)で上演され、全席指定S席1万1000、A席9000円。大阪公演は森ノ宮ピロティホール(大阪市中央区)で9月14~17日に上演され、全席指定1万1000円。チケット発売は23日。(毎日新聞デジタル)

写真を見る全 17 枚

芸能 最新記事