雑誌で連載が始まった注目作を取り上げる「マンガ新連載」。アイドルグループ「AKB48」を8月に卒業する前田敦子さんが名探偵役として登場する「AKB48殺人事件」が4日発売の「週刊少年サンデー」31号(小学館)でスタートした。同グループの総合プロデューサーの秋元康さんが原案、「名探偵コナン」で知られる青山剛昌さんが原作を担当する。
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「AKB48殺人事件」は、前田さんをはじめ、大島優子さん、篠田麻里子さん、板野友美さんら「AKB48」のメンバーや「HKT48」に“電撃移籍”したばかりの指原莉乃さんが実名で登場。物語は、AKB卒業を発表した前田さんが探偵を目指し、探偵事務所を開設するところから始まる。「AKB48」のメンバーがCM撮影のため、秋元さんの友人の世界的な大富豪が所有する孤島を訪れたところ、メンバーの加藤玲奈さんが殺されてしまい、前田さんが事件の解決に挑む……という展開。作画は、梧桐柾木さんが手がける。マンガは、江崎グリコ「アイスの実」の新CMと連動しており、CMでも同様のストーリーが展開される。
CM撮影のためAKB48全員が訪れた孤島で、メンバーの一人、加藤玲奈が殺された!というところから、この物語は始まります。「容疑者はAKB48のメンバー全員」ということはあらかじめ決まっていましたが、「前田敦子さんが次の職業として探偵を選ぶ」というアイデアは青山先生と秋元先生の“密室”対談で決まりました。AKB48を卒業した人間が愛するAKB48のために謎を解く、という明確な“動機”ができたことで、謎解きもより迫力が増しています。今後、さらに事件は拡大し、ヒントも増えていく予定ですが……。誰よりも早く犯人を特定できた読者の方、ご連絡お待ちしております。
また、この漫画はAKBファンではない方への入門書でもあります。実は、梧桐先生はAKB48について詳しくありませんでした。そんな梧桐先生がメンバーに次第に感情移入しつつ、全力で描いたキャラ。読者の方が、キャラになった彼女たちを見たことで”推しメン”ができるようなことがあれば、うれしいかぎりです。史上最大(人数)のアイドルミステリー、お楽しみください!!(毎日新聞デジタル)
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