注目アニメ紹介：「もやしもんリターンズ」　異色の“菌アニメ”再び

　菌が肉眼で見える不思議な体質の主人公が農大で波瀾（はらん）万丈の学生生活を送るアニメ「もやしもんリターンズ」が5日深夜、フジテレビの深夜アニメ枠「ノイタミナ」で始まる。原作は石川雅之さんが「イブニング」（講談社）で連載中の人気マンガで、第1期のアニメが07年に同じ「ノイタミナ」枠で放映され、さらに実写ドラマ化もされた。

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　沢木惣右衛門直保（さわき・そうえもん・ただやす）は、菌が見えるうえに会話もできる変わった能力の持ち主で、農大に入学した直保を待っていたのは、個性的すぎる仲間たちだった。幼なじみで造り酒屋の息子・結城蛍（ゆうき・けい）や、ボンデージファッションの院生・長谷川遥、発酵食品の権威で謎に包まれた教授の樹慶蔵（いつき・けいぞう）らに振り回され、直保は変わらぬ波乱の学園生活を送ることになる。

　第1期で菌が見えなくなるアクシデントを乗り越えた直保は、樹教授の指導でみそ造り、酒造りにいそしむ場面から始まる。アニメでは新たにフランス人の少女・マリーも登場。前作に続き、日常生活に欠かせない菌の魅力、酒やみそ、納豆といった発酵食品のことを楽しみながら学べる。

　直保役の声優は「銀魂」の阪口大助さん、蛍は「イナズマイレブン」シリーズの斎賀みつきさん。作中に登場するアイドル・田中恭子の声をアイドルグループ「アイドリング!!!」の菊地亜美さんが担当するのも注目だ。映画「ALWAYS　三丁目の夕日」シリーズの「白組」と、劇場版アニメ「ルパン三世　カリオストロの城」のテレコム・アニメーションフィルムが制作する。2人組の女子高生ユニット「ClariS」の「Wake Up」がオープニング曲となる。