ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)で7日から公開される人気マンガ「ワンピース」をテーマにした「ワンピース・プレミアショー2012」のプレスプレビューが5日、同所で行われ、報道陣と招待されたファンに公開された。会場には主人公・ルフィの麦わら帽子をかぶったファンが多く見られ、ルフィをはじめとするキャストが登場するたび「かっこいいー!」「キャー!」などの声援が飛び交うなど大盛り上がり。壁面などにプロジェクターで映像を投影する「プロジェクションマッピング」技術やレーザー光線など特殊効果を駆使して、驚異の技が次々と繰り出されたバトルシーンでは、会場から大きな拍手が送られた。
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今年で3回目となる同ショーは、USJで7日から期間限定で開催されるスペシャルイベント「ワンピース・プレミア・サマー」のメーンイベント。今回は、マンガのストーリーと同様に、2年間の修行を積んだルフィらが大幅にパワーアップした「新世界編」が展開される。新世界の航海中、食糧難に陥った麦わらの一味。食糧補給のために立ち寄ったサンバ島は、「コピコピの実」の能力者・カメレオーネが支配しており、ルフィたちにカメレオーネの脅威が迫ってくる。戦桃丸(せんとうまる)率いる海軍と麦わらの一味の戦いをはじめ、数奇な運命が「サンバ島」で交錯する。
ルフィをはじめとする麦わらの一味はもちろん、カメレオーネ、白ひげ海賊団の1番隊隊長・マルコ、海軍大将・黄猿なども登場。各キャラクターのせりふはすべてプロの声優が担当し、コスチュームやアイテムに加え、俳優の動きも細部まで原作に忠実に再現されている。特に人気キャラクター「ポートガス・D・エース」の登場場面では、ファンから一層大きな歓声が上がっていた。
音楽家・ブルックの演奏に合わせてキャラクターが踊るダンスシーンをはじめ、ゾロの殺陣やサンジの足技、アトラクション「ウォーターワールド」のセットを生かした水上バイクでのチェイス、高さ約13メートルからの飛び込み、さらには大爆発と、子供も大人も楽しめるステージだった。
ワンピースは97年から週刊少年ジャンプ(集英社)で連載され、コミックスが累計で2億6000万部を突破している大ヒット作品。手足が伸びるゴムのような体の少年ルフィが、海賊王になるため、3本の刀を使う剣士ゾロや、女航海士のナミらと大海原を冒険する……という物語。99年からテレビアニメが放送されている。
同ショーは7月7日から9月9日までで、期間中全48回上演される。鑑賞には別途チケットが必要で、プレミア・シートは大人3500円、子供(4歳以上11歳以下)2900円、レギュラー・シートは大人2500円、子供1900円。(毎日新聞デジタル)