瀬戸朝香:「ディズニー ポエム・タイム」で朗読に挑戦 「息子にも見せたい」 

「ディズニー ポエム・タイム」でナレーションを務める瀬戸朝香さん
1 / 6
「ディズニー ポエム・タイム」でナレーションを務める瀬戸朝香さん

 ケーブルテレビやCSのアニメ専門チャンネル「ディズニー・チャンネル」で、11年から放送がスタートした子供向け短編シリーズ「ディズニー ポエム・タイム」の新作が7日から放送される。今シーズンの日本語版朗読を担当するのは、女優の瀬戸朝香さん。現在、1児の母であり、「ディズニーのDVDを子供と毎日必ず見ている」という瀬戸さんに、朗読への取り組みや本作の魅力について、また子育てエピソードを聞いた。(毎日新聞デジタル)

あなたにオススメ

 「ディズニー ポエム・タイム」は、子供たちに詩の楽しさを届けるために、厳選された名作詩編を、ディズニー名作アニメのシーンと朗読で表現した短編オリジナル作品。前シーズンの英語版では、ハリウッドスターのウーピー・ゴールドバーグさんやバネッサ・ウィリアムスさんが、日本語版ではフリーアナウンサーの柴田倫世さんが朗読を担当した。今シリーズでは、瀬戸さんと共に英語版はジェシカ・アルバさんらが務める。

 ◇オファーは「跳び上がるぐらいうれしかった」

 「ディズニーは小さいころから慣れ親しんだものだし、身近に感じていたので、お話をいただいたときは跳び上がるぐらいうれしくかったです。また、子供もいますので、こういうお仕事をさせていただけてすごくうれしい」と本作への起用を喜ぶ瀬戸さん。

 作品の魅力について、「ポエムは“大人が聞くもの”というイメージがあるんですが、この作品は見ていて飽きないので、子供がスーッと入っていけるんじゃないかなと思いますし、『なんでこういう表現なんだろう?』とか子供も想像力を膨らませて考えるところがいっぱいあると思うので、見終わった後に親子で『ああだったね、こうだったね』って会話をしてもらえたらなって思います」と語る。

 そして、朗読で工夫したことを尋ねると、子供向けの番組ということで「自分の声がけっこう低いトーンなので、なるべく高く。あとは楽しい雰囲気で読むように心がけました」と話し、「強弱をつけたりとか、できるだけパッと聞いて楽しくなるように」イメージしながら読んだという。出来上がりに関しても「手応えを感じていて、いい感じにできたと思います」と自信をのぞかせた。

 ◇息子のディズニーデビューは「カーズ」

 現在、2歳になる息子も、ディズニーアニメにはまっているという瀬戸さんは、「今ちょうどDVDを買いまくってて。毎日必ず子供と見ているんですけど、見せていてもすごく子供のためになるし、大人にとっても、映像やストーリーがすごくホンワカするようなものが多いので見ていて楽しいですね」と語り、すっかりママの顔に。

 ディズニーアニメを手に取ったきっかけは「息子が車にも興味を示すようになったので、あっ、だったら『カーズ』がいいかなっていうのが始まりで。だから『カーズ』が最初でしたね」と明かし、「今は「『トイ・ストーリー』や『スティッチ!』だったり……もうほぼ全部」というほどのはまりようという。

 「ポータブルケースにたくさんDVDを入れてるんですけど、息子が自分でペラペラ選んで『これ見たい』って持ってきます」と語り、「キャラクターの名前はまだあまり覚えていないんですが、ミッキーは『キー、キー』って言えるようになって」と顔をほころばせる。

 ◇「世界に入り込む」ことが読み聞かせのコツ

 また、本作で詩を朗読をしている瀬戸さんは、子供が生後6~7カ月のころに絵本の読み聞かせを始めたといい、「まだ寝返りする前から見せてはいたんですが、自然と本は好きになって。自分から『読んで』って持ってきますね」と語り、読み聞かせのコツを、こう明かしてくれた。

 「世界に入り込むことが大事。何も書いていないところは、自分の言葉で『こうしてるよ、ああしてるよ』って勝手に作っちゃったりするぐらい(笑い)。ワクワクするような感じで読んであげると、『次は何が出てくるだろう』って子供もたぶんウキウキすると思うので。人が聞いたらすごい恥ずかしい場面かもしれないんですけど、自分が大げさになってでも読んであげると、子供はぜったい楽しむと思うし、自分も楽しんで読んだ方がいいと思います」

 ◇瀬戸流・子育て法は「自然体」

 さらに、瀬戸さん流“子育て法”について聞くと「ある程度のラインを越えたときに『これはダメだよ』って言って聞かせるけれど、あんまりガミガミ言わないようにはしてますね。わりと自然体で育ててます」と語る。

 「最近は、めちゃくちゃなんですけど、言葉や、たぶん歌ってるんだろうなとか踊ってるんだろうなとかが、だいぶできてきて。それから、前は自分の世界だけだったんですけど、今は同世代やちょっと上の子供とかとも絡めるようになってきました」とその成長ぶりに目を細める。

 今年のゴールデンウィークは瀬戸さんの兄一家と過ごしたといい、「兄の子供が小2、小1、3歳なんですけど、ずっとひっついてまわって遊んでいましたね。なんか跳んだりはねたり……、追っかけ回したりとか、(ちょっかいを出して)ツンとか(笑い)、まだそんな程度なんですけど、それがすごく楽しかったみたいで一気に成長しましたね」とニッコリ。

 瀬戸さんが、息子にも「見せますね! ひたすら(自分の朗読を)聞かせようかなと思うんですけど」と笑顔で語る「ディズニー ポエム・タイム」は、ディズニーチャンネルの未就学児向け番組ゾーン「ディズニージュニア」で7日午前11時半、放送開始。レギュラー放送は、13日から毎週金曜午前11時に放送。

 <プロフィル>

 せと・あさか。76年12月12日生まれ、愛知県出身。92年に映画「湾岸バッド・ボーイ・ブルー」で女優デビュー。その後、CMやドラマで注目を集め、連続ドラマ「Missダイヤモンド」(テレビ朝日系)で主演。代表作に、「Age,35 恋しくて」(フジテレビ系)、「晴れ着、ここ一番」(NHK)、「離婚弁護士2 ~ハンサムウーマン~」(フジテレビ系)、「となりの芝生」(TBS系)などがある。現在、「花王 ヘルシア五穀めぐみ茶」など多数のCMキャラクターを務めるほか、主演のスペシャルドラマ「女秘匿捜査官 原麻希 アゲハ」(フジテレビ系)が13日午後9時から放送予定。

写真を見る全 6 枚

テレビ 最新記事