セーラームーン:新アニメに三石琴乃、古谷徹が大喜び「私はできるのかなあ」

「美少女戦士セーラームーン」20周年記念トークイベントに登場した声優の三石琴乃さん
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「美少女戦士セーラームーン」20周年記念トークイベントに登場した声優の三石琴乃さん

 人気アニメ「美少女戦士セーラームーン」のアニメの新作が13年夏に向けて制作されることが6日、東京・六本木の「ニコファーレ」で行われた同アニメの20周年記念トークイベントで発表された。92年に放送されたアニメで主人公の月野うさぎ役を演じた声優の三石琴乃さんが「びっくりした。心してかからないと大変なことになる作品。前作よりパワーアップする気持ちでやらないと」とコメント。「ということで私は(うさぎ役を)できるのかな‥…」と不安視しながらも喜びをにじませた。

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 同アニメで地場衛(タキシード仮面)役の声を担当した古谷徹さんも「僕もできるのかなあ。20周年というのはとても感慨深い。(『セーラームーン』は)当時、一大ブームを巻き起こした作品。小さいころ『セーラームーン』に慣れ親しんだ20代の女性ファンは期待していると思う。ぜひ新作に琴乃たちと関われたらと思う」と意気込んだ。

 イベントには原作者・武内直子さんの担当編集の講談社の小佐野文雄さんも参加し「(原作者の)武内(直子)さんからメッセージをもらおうと思って。こういうのは担当が代筆するんですが、僕が代筆したらボツになって。本人からメッセージもらいました」と武内さんからのメッセージを披露。武内さんは「とにかくびっくりしている。正直怖いところもあるけれど、キャラクターたちが暴れてくれたら面白いかもと思います。今日が最初の一歩です。懐かしんでくれるとうれしいです。そうしないと『月に代わって、お仕置きよ!』」とメッセージを寄せ、会場は大いに盛り上がった。

 イベントではパリで開催中の「Japan Expo(ジャパンエキスポ)」に出演した5人組アイドルグループ「ももいろクローバーZ(ももクロ)」と中継でつなぎ、メンバーが新アニメ制作を現地から発表。新アニメの主題歌を歌うことが決まったももクロはセーラームーンのコスチュームに身を包んで主題歌「ムーンライト伝説」を熱唱した。東京の会場では小佐野さんが(最初の)アニメが半年で打ち切りの危機にあったという情報が流れたことを暴露。「年末に(セーラームーングッズの)ムーンスティックが売れて(アニメは続き)九死に一生を得ました」と明かしたほか、「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサトの声も担当する三石さんも「うさぎの(真ん中で分かれている)前髪の形はミサトに受け継がれていると(庵野秀明さんから)聞いてうれしかった」と明かし、作品にまつわる秘話が次々と飛び出した。

 「美少女戦士セーラームーン」は少女マンガ誌「なかよし」(講談社)に連載された武内さんのマンガが原作。ドジで泣き虫な中学2年生の月野うさぎが愛と正義の美少女戦士セーラームーンに変身し、仲間の美少女戦士たちと活躍する変身美少女アクション。(毎日新聞デジタル)

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