河村隆一:新曲タイトルを公募で決定 応募6万5427通

映画「女優」の完成披露会見に登場し、主題歌のタイトルを発表した河村隆一さん 写真=谷口達郎
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映画「女優」の完成披露会見に登場し、主題歌のタイトルを発表した河村隆一さん 写真=谷口達郎

 歌手の河村隆一さんが8日、東京都内で行われた映画「女優」(寺西一浩監督)の完成披露会見に登場し、担当した主題歌のタイトルを「枯れ葉に落ちる優しい雨のように」と発表。タイトルはアジア全土に一般公募を呼びかけ、集まった6万5427通から大阪府の轟駿(とどろき・しゅん)さんの案が選ばれた。

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 タイトルを選んだ河村さんは「悩みました。どのタイトルもよかったんですが、『女優』という作品を見て、悲しみなんですけどすごく優しい涙を感じたので、“優しい雨”という響きがいいタイトルだなと思いました」と決定理由を語った。 また、今年ソロ活動15周年を迎えた河村さんにとっても公募でタイトルを決めるのは「初めての経験」だったといい、「一緒にものを作ったようなとても温かい気持ちになりました」と思いを明かした。

 「女優」は、日中国交正常化40周年を記念して製作された。華やかな芸能界の光と影を描いた寺西さんの小説を林丹丹さん、岩佐真悠子さんのダブル主演で映画化。他のキャストに、秋吉久美子さん、秋本奈緒美さん、香坂みゆきさん、升毅さんらが出演。6月に開催された第15回上海国際映画祭に出品し、上映されたときに主題歌も流れていたものの、タイトルは決まっていなかった。

 会見には、主役を務めた林さんと岩佐さんも登場し、林さんは「初主演で不安もありましたが、一生懸命演じました」、岩佐さんは「主役ではありますが、悪役に徹して演じています。嫌な女だなあと思ってみていただけたら」とそれぞれコメント。本作では主題歌とともに、サントラも20曲以上手がけた河村さんは「一人一人のキャストが熱意を持って演じているので、芝居のすき間を埋めないように、聴くというよりは聴こえる音楽を目指して作りました」と語った。映画は11月3日から渋谷オーディトリウム(東京都渋谷区)ほか全国で順次公開予定。(毎日新聞デジタル)

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