人気アイドルグループ「AKB48」の柏木由紀さんがソロCDデビューすることが13日発表された。総合プロデューサーの秋元康さんがグーグルプラス上で明らかにしたもので、AKB48では、板野友美さん、前田敦子さん、岩佐美咲さん、渡辺麻友さん、指原莉乃さんに次いで6人目の歌手ソロデビューとなる。この日、東京・中野サンプラザで開いた自身初のソロライブ中にソロデビュー決定の知らせを聞いた柏木さんはライブに集まったファンを前に「人は、びっくりとうれしいが一緒にくると、話せなくなるんだね」と驚いた様子で「ソロデビューは将来の夢として、あったんですけれど、みなさんの前でこの発表を聞くことができて、うれしく思っています」と喜びを語った。
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ライブ中の柏木さんには、同じワタナベエンターテインメント所属のお笑いトリオ「ネプチューン」の名倉潤さんからステージ上で伝えられた。ソロデビューについて何も知らなかった柏木さんは「キャー!!!」と叫んで下を向き、画面に映ったグーグルプラスの画面を何度も見て、「え?え?こんな発表あるの?ほんとのほんと?」と半信半疑で何度も読み上げ、「ほんとだ~。ありがとうございます」と夢見心地でつぶやいた。
「柏木由紀 1stソロライブ~寝ても覚めてもゆきりんワールド~」と題された同ライブは、柏木さんにとって約2年半ぶりとなる写真集「ゆ、ゆ、ゆきりん…」(集英社)の発売を記念して行われたもので、購入特典として付いてきた応募券で、応募総数約5万人のなかから、抽選2000人が招待された。ライブでは、AKB48の「フライングゲット」や自身のソロ楽曲「火山灰」などのほか、歌手の松浦亜弥さんの「桃色片想い」や、松田聖子さんの「渚のバルコニー」といったアイドルの名曲をカバーするなど、柏木さん自ら選曲したこだわりの楽曲をアンコールを含め全17曲披露した。
また、ライブ中には、色とりどりのキュートな衣装を着た“ゆきりん”を楽しめるプロジェクターを使用した“バーチャル着せ替えショー”や、生ピアノにも初挑戦するなど、さまざまなサプライズ演出でファンを熱狂させた。
イベント中には、15日で21歳の誕生日を迎える柏木さんのためにファンが「ハッピーバースデーの歌」を大合唱。客席にファンのライトで照らされたたくさんのハートマークを見ると、柏木さんは「すごい!何これ!」と絶句しながらも大喜びし、「いっぱいやりたいことが見つかったので、21歳はいっぱい勉強して、皆さんの前に立てるように頑張っていきたい」と抱負を語った。アンコールには、シークレットゲストとして、柏木さんが所属する3人組ユニット「フレンチ・キス」の高城亜樹さんと倉持明日香さんが登場し、18日に発売される最新曲「ロマンス・プライバシー」など2曲を披露した。(毎日新聞デジタル)