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マンガ質問状:「マギ」 連載終了かというピンチも テレビアニメが10月スタート

マンガ
大高忍さんのマンガ「マギ」13巻の表紙

 話題のマンガの魅力を担当編集が語る「マンガ質問状」。今回は、主人公の少年アラジンと仲間との出会いや別れ、世界に隠された秘宝を追い求める姿を描いた大高忍さんのファンタジー 「マギ」です。少年サンデー(小学館)編集部の石橋和章さんに作品の魅力を聞きました。

 −−この作品の魅力は?

 大きく分けると二つあります。

 灼熱(しゃくねつ)の砂漠、不思議の迷宮、悠久の草原、荒廃したスラム、南国の楽園、魔法の王国……。主人公たちが旅する場所によって次々と変わります。そしてこの世界そのものに数千年に及ぶ歴史が込められています。つまり魅力の一つは圧倒的に広大な世界観……。

 そしてもう一つは、それらの世界に住む多種多様な人々。性格はもちろん、出身や人種がバラエティーに満ちています。広大な世界観と魅力的な多数のキャラクターによって織りなされる物語……、それがマギです。

 −−作品が生まれたきっかけは?

 僕自身、転職組で先生に出会ったのは前の職場です。

 大高先生を投稿時代から見ていましたが、初めて出会ったときから大規模な王道少年冒険マンガを描いてもらいたいと思っていました。そう思わせる才能がありました。ただ、まだ若く技術的にも成長過程だったので、世界観が限定された中でのラブコメで連載してもらいました。

 その作品がアニメ化になるまで成功し、最終回を迎え、僕も小学館に転職し、少年サンデーに配属された際に、いよいよかねてからの僕の希望であった王道少年マンガに挑戦してもらいました。

 当初はローマ帝国を舞台にした剣闘士ものだったのですが、打ち合わせの中で次第に形を変えて今のマギの形になりました。

 −−編集者として作品を担当して、今だから笑えるけれど当時は大変だった……、もしくはクスッとしたナイショのエピソードを教えてください。

 第8巻のカシムとアリババのエピソードです。カシムという負の感情の固まりみたいなキャラクターを描くことに一度先生がギブアップしたことがあります。先生はキャラクターにものすごく入り込んで作品を作ります。

 そうやってカシムの暗黒を見た先生は、完全に筆が止まってしまいました。

 先生はカシムの気持ちが分からないから描けないと言いました。実際は分からないんじゃなくて直視できなかっただけなんですが(笑い)。そのことを指摘して先生に納得してもらうまで何日も打ち合わせが続いたことがあります。

 ここだけの話、ファミレスで大声で激論し、連載が終わるんじゃないかと思うぐらいのピンチでした。

 −−今後の展開、読者へ一言お願いします。

 まずは10月からのTVアニメにご期待ください。最高のスタッフ様の手により、最高のアニメが出来上がる予定です。

 もちろん原作も負けていません。主要キャラがほぼそろったマギはいよいよ、物語の本流に入ります。

 世界を巡る大きな闘いが始まります。ご期待ください。

 少年サンデー編集部 石橋和章

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