1週間のゲームのニュースをまとめて紹介する「ゲーム1週間」。今週(7月28日~8月3日)は、「ニンテンドー3DS LL」や「ドラゴンクエスト10」が発売され店頭に列ができたニュースやビジュアルアーツのファンイベントの話題などが注目を集めた。
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28日、任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」を大型化した「3DS LL」が発売された。人気ゲーム機の新型とあって注目されていたが、ビックカメラ池袋本店(東京都豊島区)には、開店時間の午前10時の直前に約30人が並んだ程度だった。「ニンテンドー3DS」が発売された11年2月には、同店の開店前に400人以上の列ができたが、「3DS LL」は静かなスタートとなった。なお、エンターブレインの調べによると、09年に同じコンセプトで開発された「ニンテンドーDSi LL」(2日で約10万3000台)の倍近い約19万3000台を2日間で売り上げており、好スタートを切ったといえそうだ。
2日、人気RPG「ドラゴンクエスト(ドラクエ)」(スクウェア・エニックス)のWii用最新作「ドラゴンクエスト10 目覚めし五つの種族 オンライン」が発売された。同日の早朝には、東京・渋谷の「SHIBUYA TSUTAYA」で発売カウントダウンイベントが開催され、シリーズの生みの親・堀井雄二さんや斉藤陽介プロデューサーらが99人のドラクエファンとカウントダウンの音頭を取った。堀井さんは、同作がシリーズ初のオンライン専用ソフトとなることについて「(これまで)オンラインはコアなユーザーが多かったが、普通のユーザーが参加することで、どう変わっていくのか期待している」と話した。
29日、テレビアニメ化されるゲーム「リトルバスターズ!」などを開発した「ビジュアルアーツ」(大阪市北区)の創立20周年記念ライブイベント「ビジュアルアーツ大感謝祭−きみとかなでるあしたへのうた−」が横浜市港北区の横浜アリーナで開かれた。歌手のKOTOKOさんやLiSA(リサ)さんら同社のアニメやゲームの主題歌を担当したアーティストたちが次々と熱唱。約8000人のファンが声援を送った。
11年の国内ゲームメーカーの総出荷額が約1兆4575億円で、携帯ゲーム機「ニンテンドーDS Lite」の大ヒットを受けてピークだった07年の約2兆9364億円から半減したことが30日、ゲーム業界団体のコンピュータエンターテインメント協会(CESA、鵜之澤伸会長)が発行する報告書「2012 CESAゲーム白書」で明らかになった。また前年の10年と比べて18.9%減で、4年連続減と苦戦している。同協会では「国内は、11年3月の東日本大震災で大きく落ち込んだが、年末に盛り返し、通年では微減にとどまった。ただ売り上げの比重が大きい欧米市場では、海外メーカー開発のゲームが人気になって、日本勢が押されている。海外優位の流れは続くのでないか」と分析している。(毎日新聞デジタル)
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