岡山県倉敷市を舞台にした青春マンガ「めくりめくる」のイメージソングが歌詞を変えて同市の観光PRに使われることが8日明らかになった。タイトルはともに「目にはさやかにみえねども」で、既に観光PRバージョンの歌とプロモーションビデオ(PV)が「倉敷観光ウェブ」で公開されている。マンガにイメージソングを付けるのも、それを自治体が観光PRに活用するのも全国で珍しい取り組みという。
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作詞はクリエーターのinterfaceさん、作曲はアニメ「ひぐらしのなく頃に解」のエンディング曲「対象a」などを手掛けた作曲家のbermei.inazawa(べるめい・いなざわ)さん、歌はアニメ「CLANNAD」のエンディング曲「だんご大家族」などの茶太さんがそれぞれ担当した。
観光PRバージョンは、瀬戸内や倉敷をイメージした歌詞になっており、公開されたPVは倉敷の名所をマンガのイラストと写真を対にして紹介している。マンガのイメージソングは、タイトルが仮称で曲も調整中だが、年内発売のコミックス4巻の初回限定版に付ける予定という。
「めくりめくる」は、同市を舞台に思春期の少年少女たちの心情を描いたマンガで、月刊マンガ誌「コミックガム」(ワニブックス)で連載している。作者の拓さんが同市出身で岡山県に在住していることから、ワニブックスの担当者がマンガを市観光課に持ち込んだところ、作品の雰囲気が観光のPRに合致しているとタイアップが決まった。これまでにも、観光ポスターに「めくりめくる」のイラストを採用したり、日本最大の同人誌即売会「コミックマーケット80」に同市とワニブックスで共同出展するなど、マンガを使った町おこしの取り組みが話題になっている。(毎日新聞デジタル)
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