「ヒット解析」でおなじみ、TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さんが、その経験と綿密な調査で、月間ランキングを大胆に予測する月1回の企画「MD松尾の月間ヒット予測」です。
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11年の9月は、「テイルズ オブ エクシリア」(PS3、バンダイナムコゲームス)が絶好調でした。売り上げ自体も想定よりかなり上ぶれし、PS3本体の需要もけん引。ランキングの半分以上をPS3が占める結果となりました。
さて今年の9月は、これまでに例を見ないほど悪い業績になりそう。例年であればビッグタイトルが並ぶ時期なのですが、今年は年末商戦を重視しているメーカーが増えているようで、新作のラインアップがやや厳しいですね。
首位と予想しているのは「SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド」(PSP、バンダイナムコゲームス)。定番の人気シリーズで、「スーパーロボット大戦」ほどではないものの、固定ファンをしっかりつかんでいます。アクティブユーザーの多いPSPでの発売ということも好材料で、大いに期待しています。
2位は、「New スーパーマリオブラザーズ 2」(3DS、任天堂)か。手ごろな値段もロングセラーの条件の一つ。人気は9月も持続するでしょう。「真・三国無双6 Empires」(PS3)もよさそう。ヒット作のスピンオフにあたりますが、こちらも手ごろな価格とシミュレーション要素が受けているようです。
とはいえ全体的にみると厳しく我慢の月であることは残念ながら間違いありません。10月には「バイオハザード6」(PS3・Xbox360、カプコン)、「ワールドサッカーウイニングイレブン2013」(PS3、コナミデジタルエンタテインメント)などのビッグタイトルが控えているので、そちらにも期待しています。
1位 SDガンダム ジージェネレーション オーバーワールド(PSP)
2位 New スーパーマリオブラザーズ 2(3DS)
3位 真・三国無双6 Empires(PS3)
4位 ファイナルファンタジー3(PSP)
5位 鉄拳タッグトーナメント2(PS3)
6位 マックスペイン3(PS3)
7位 ダンボール戦機W(PSP)
8位 初音ミク−Project DIVA−f(Vita)
9位 戦国無双 Chronicle 2nd(3DS)
10位 ロストヒーローズ(3DS)
1位 テイルズ オブ エクシリア(PS3)
2位 ファミコン&スーパーファミコン ドラゴンクエスト1・2・3(Wii)
3位 DARK SOULS(PS3)
4位 バイオハザード リバイバルセレクション HDリマスター(PS3)
5位 グランナイツヒストリー(PSP)
6位 モンスターハンターポータブル3rd HD Ver.(PS3)
7位 ICO/ワンダと巨像(PS3)
8位 真・三國無双6 猛将伝(PS3)
9位 遊戯王5D’s TAGFORCE6(PSP)
10位 英雄伝説 碧の軌跡(PSP)
松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー
「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩いてきた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。
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