人気アイドルグループ「AKB48」の篠田麻里子さんが福岡市のホームページ上に新設された仮想の行政区「カワイイ区」の区長に任命された。29日に東京都内で行われた辞令交付式に登場した篠田さんは「緊張しています」と語り、「しっかりやりたいし、もっと福岡を盛り上げて行きたいです」とコメント。また、福岡・博多を拠点に活動する姉妹グループ「HKT48」に移籍した指原莉乃さんにも「ちょい“副区長”ぐらいの立ち位置で(笑い)、一緒に頑張ってもらいたいと思います」と言い、「頼もしさはないんですけど、でも一生懸命ではあるので」とラブコールを送った。
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カワイイ区は福岡市の新しいブランディングと産業振興を目的に同市の「女性がカワイイ」とよく言われることを切り口に、女性、食、文化・産業、歴史・風土など、町すべてを“カワイイ”でPRしようと創設された。同市の高島宗一郎市長を福岡県出身の篠田さんが表敬訪問した際に、「福岡、盛り上げたいね」と2人で話していたところ、篠田さんから「福岡は九州男児イメージがあるんですけど、女性も元気だぞという気持ちと面白みを込めて、カワイイ区ってどうですか?」と提案し、実現につながった。仮想の区のため、福岡市在住者以外でも同区公式サイト上で“区民”登録ができる。
篠田さんは、区政運営方針として、同区の創設とともに「ファッション産業振興」「福岡=カワイイを国内外に発信」と宣言。高島市長は「カワイイは世界語になっているし、全国の方に福岡の魅力を発信してほしい」と篠田さんに期待を寄せ、篠田さんも具体的な自身の役割として「住民登録を増やす。ファッションショーなどイベントを率先してやっていきたい」と抱負を語った。
また、篠田さんは「AKB48メンバー全員にも区民登録してもらうように勧めます」と話し、「メンバーだけで200人くらいいるので、その数は確保できるかな」と“新キャプテン”として自信をのぞかせた。(毎日新聞デジタル)
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