乃木坂46・生田絵梨花:ハリウッド映画で声優デビュー勝ち取る

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 ハリウッド映画「ハンガー・ゲーム」の日本語吹き替え声優の座を巡るアイドルグループ「乃木坂46」の“サバイバル”オーディションで、メンバー33人の中から生田絵梨花さんが声優の座を勝ち取ったことが6日、明らかになった。主人公と絆を育む重要キャラクター、少女・ルーの声を担当することになった生田さんは「ルーという映画にとってとても重要な役を今回担当することになってうれしく思います。ちょこっと注目していただければうれしいです」と喜びのコメントをしている。

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 オーディションは、実際にルーになりきりマイクを前に「やり直しなしの1回のみ!」というルールで収録が行われた。突然の発表に驚きの声を上げたメンバーたちだったが、ルーの声質や声の出し方など演技のすべてを必死に練習し、オーディション本番に臨んだ。ピアノや歌を歌うことが得意という生田さんは、難しいシリアスなシーンも難なくこなし、ルー役に抜てきされた。

 生田さんは、1997年1月22日生まれ。「乃木坂46」の選抜チームメンバーで、フロントメンバー「七福神」の一員。総合プロデューサーの秋元康さんが「前田(敦子)に似ている。エースになれる逸材」と絶賛しているという注目のメンバー。

 はじめてのアフレコ体験について、生田さんは「自分が考えていた以上に大変でした。さりげない言葉ひとつに動作や思いがこめられているのですが、そのバランスを含め、声だけに表現のすべてを出すというのが、とても難しいポイントでした」と苦労した様子。一方で、音響監督から「初めてとは思えない!」と絶賛されたといい、生田さんは「自分がその場にいたらどういう思いで、何をして、どう話すかを考えながらやりました」とアフレコを振り返った。

 「ハンガー・ゲーム」は、全世界でシリーズ累計5000万部以上の売り上げを記録したスーザン・コリンズさんの同名小説が原作。強大な権力者と絶望に支配された独裁国家を舞台に、愛する家族のために命懸けの“ハンガー・ゲーム=殺戮(さつりく)ゲーム”に身を投じたヒロインの勇気と成長を描くサバイバルアクション。全米では3月の公開以来、4週連続で興行収入1位というヒットを記録している。(毎日新聞デジタル)

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