ワンピース エッグヘッド編
第1152話 父と母の想い!ボニーの解放の拳
12月7日(日)放送分
池田理代子さんのマンガ「ベルサイユのばら」の連載開始40周年を記念した展覧会が13日、東京・銀座の松屋銀座8階イベントスクエアで開幕した。初日にワインを片手に会場に現れた池田さんは「原画展は前にもあったけれど、今回は宝塚もアニメも、『ベルばら』に関するものが一堂に集まったのは今回初めて。映画はないんですけれど、それは50周年? そのころ私がいるかどうか分からないし、40年目の集大成を見ていただきたい」と笑顔であいさつ。作品への思いを聞かれると、「世界中にファンがいてくださって、子どもという存在以上に皆さんに愛されている。私のこの世に生まれた証しと思っています」と語った。
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同作を描いたきっかけについて、池田さんは高校2年のときにマリー・アントワネットの本を読んだことだったといい、「なんらかの形で、私なりのアントワネットを描いてみたいと思った。24歳で夢がかないました。読み継がれるものを描きたいという信念を持って、すべてを懸けました」と振り返った。また、今回の展覧会のために描き下ろしたというオスカルとアントワネットの絵について、「大変な猛暑で、ちょっと席を立ったときにエアコンからの水が原稿に垂れてしまった。アントワネット様の絵は水に負けて一度グシャグシャになった。だからバック(の絵)がないんです。締め切り前はほとんど徹夜で仕上げました……」と裏話を明かした。
会場には、同作の宝塚歌劇の初演でアントワネット役を演じた初風諄さんと、同じく宝塚歌劇でアンドレ役とフェルゼン役を演じた湖月わたるさん、作品の大ファンだというタレントの朝比奈マリアさん、アニメでアンドレの声を担当した志垣太郎さんも40周年を祝いに駆けつけた。朝比奈さんは「40年たったなんて夢のよう。原稿も色あせることなく、今見ても新鮮。これほど長く愛されてきた作品は他にはないと思います」と池田さんに熱い思いを伝えた。志垣さんは「オスカル!」と美声でせりふを披露し、「『ベルばら』は普遍的な作品。これからもますますベルばらが永遠に続きますように」と40周年を祝福していた。
「ベルサイユのばら」は72年から2年間、「週刊マーガレット」(集英社)に連載。18世紀後半のフランス革命を軸に、王妃アントワネットとスウェーデン貴族フェルゼン、男装の近衛隊長オスカルとその幼なじみアンドレの恋愛模様を描いた作品。74年8月29日に宝塚歌劇で初演されて以来、1500回以上上演されているほか、79年10月~80年9月にテレビアニメが日本テレビ系で放送され、幅広い層のファンを得ている。
展覧会は同作のマンガ、宝塚歌劇による舞台、アニメの資料など約300点をそろえ、1章でマンガ、2章で宝塚、3章でアニメ、4章で連載中の4コママンガ「ベルばらKids」など同作の現在を、全4章仕立てで紹介している。1章では原画やカラーイラスト、当時の掲載誌など約160点、2章では衣装や小道具のほか、衣装のデザイン帳、公演ポスターなど約40点を展示するほか、舞台デザインに基づいたベルサイユ宮殿のセットが再現されている。3章では同展初公開となるアニメのセル画や設定資料など約50点の展示に加え、ダイジェストアニメを上映。4章では「ベルばらKids」の原画初公開のほか、海外で出版された翻訳マンガの展示、池田さんのインタビュー映像が上映されている。またマンガ家の槙村さとるさん、水沢めぐみさん、二ノ宮知子さん、よしながふみさんなどが描いた「オスカルの肖像」をテーマにしたイラストも40点展示し、ポストカード、クッキーなどの展覧会オリジナルグッズも販売している。
会期は24日までの午前10時~午後8時(最終日は午後5時まで)。閉場時間の30分前まで入場可。料金は一般1000円(前売り700円)、高校・大学生700円(同400円)。中学生以下は無料。(毎日新聞デジタル)
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2025年12月09日 00:00時点
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