及川光博:「八重の桜」で木戸孝允役 大河で2度目の維新の三傑

「八重の桜」で木戸孝允を演じる及川光博さん
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「八重の桜」で木戸孝允を演じる及川光博さん

 歌手で俳優の及川光博さんが綾瀬はるかさん主演の13年のNHK大河ドラマ「八重の桜」に“維新の三傑”の一人・木戸孝允役として出演することが11日、発表された。及川さんが大河ドラマに出演するのは「利家とまつ」(02年)の前田慶次郎役、「龍馬伝」(10年)の大久保利通役に続き、3度目。大河ドラマで“維新の三傑”を演じるのは大久保役に続き、2度目となる。

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 11日、NHK放送センター(東京都渋谷区)で開かれた記者会見で及川さんは、早くも“維新の士”になりきり、抑揚をつけながら「木戸孝允は冷静な判断力で激動の幕末、そして明治を生き抜いた男です。緊張感のあるシーンが多いかと思いますが、心境の変化や人間性、内面が伝わるように演技に集中して、作品を盛り上げていきたいと思います」と意気込んだ。

 及川さんは、“明治維新のイメージ”を聞かれ「抜本的な改革、そして再生……例えるならば納豆スパゲティ。スパゲティに納豆をあえる。最初は驚きますね? 拒絶反応もある。しかし、いつの間にか定番となる。そういうものを感じます」と独特の表現で語り、共演者や報道陣を笑わせた。また、タイトルの“桜”について「昨今の花見における酔っ払いの大騒ぎに嫌悪感を感じます。わびさびを楽しみたいものです」と持論を展開していた。

 記者会見では、主人公・八重の夫で同志社大学を創設した新島襄をオダギリジョーさん、吉田松陰を小栗旬さん、佐久間象山を奥田瑛二さん、白虎隊士から東大や京大などの総長となった山川健次郎を勝地涼さん、日本初の女子留学生として米国にわたる大山捨松を水原希子さん、八重の兄の覚馬の後妻・小田時栄を谷村美月さん、、第2代京都府知事を務めた槙村正直を高嶋政宏さん、“京の顔役”の大垣屋清八を松方弘樹さんが演じることも発表された。水原さんは大河ドラマ初出演。

 ドラマは、福島県出身で戊辰(ぼしん)戦争の落日、会津の鶴ケ城に500人の女たちと立てこもり、銃を持って戦ったことから“幕末のジャンヌ・ダルク”と呼ばれ、新島襄の妻となる新島八重(1845~1932年)の一生を描く。吉川晃司さん、反町隆史さん、西田敏行さん、降谷建志さん、黒木メイサさん、剛力彩芽さん、貫地谷しほりさんらが出演することが発表されており、脚本は「ゲゲゲの女房」の山本むつみさん、テーマ音楽は坂本龍一さんが担当。13年1月6日から放送。全50回を予定している。(毎日新聞デジタル)

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