市川染五郎:舞台復帰は来年2月 事故後初会見

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 公演中に舞台から転落し、大けがを負った歌舞伎俳優の市川染五郎さんが17日、東京都内で事故後初めて会見。「本当に申し訳ありません。私の基本的なミスで、多くの関係者多くの方々にご迷惑をおかけしたこと、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪。来年2月の日生劇場での公演で舞台に復帰することを明らかにした。

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 染五郎さんは事故当時の状況について「舞台のせりに落ちたんですけど、意識はあるんですけど、正直記憶が定かではなく、その中で病院に運ばれた。頭を強く打ったということと、右の方から落ちたみたいなので、肋骨と右腕の骨を数カ所折ったりひびが入ったりというような状況」と説明。もうろうとした意識の中で公演を続けることができなくなり「自分にどうすることもできないことがあるんだな」と実感したという。

 舞台に立てないと思ったかという質問に対し、「今までとこれからというように区切って考えようという思いもありました。ただ、絶対立てるんだと言うことを当然だとは思っていませんでした。再び立つということを目標に新たに気持ちを持ったという感じですね」と答えた。

 現在、折れた右腕にはプレートが入った状態で、リハビリ中といい、「折れた腕も動きますし、何かの後遺症が出てしまうということは幸いになく、今は骨折が治っていくのを安静にして待っているという状況です」と語った。

 けがはあと1カ月で完治するといい、完治ととともに稽古を始め、12月からは主演するNHKのBS時代劇「妻は、くノ一」(来年4月から放送、全8回)の収録に入る予定という。来年2月の復帰公演には父・幸四郎も出演予定。

 染五郎さんは、8月27日に東京・国立劇場での公演中に舞台のせりから奈落に落下し、右側頭部打撲、右手首骨折などの大けがを負った。事故後に緊急搬送され入院したが、現在は退院し、自宅から通院してリハビリを行っているという。(毎日新聞デジタル)

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