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1月10日(土)放送分
俳優の山本耕史さんが主演するNHKのBS時代劇「薄桜記」(毎週木曜午後8時)が総合テレビで再放送されている。同作は今年7~9月にBSプレミアムで放送され、初回の平均視聴率がBS時代劇の歴代最高を記録するなど人気を博し、総合テレビでの放送が異例の早さで決まった。人気時代劇シリーズ「陽炎の辻」などでも主演している山本さんは「時代劇はファンタジーの域だと思う。子供の頃に見ていた戦隊物のイメージ。だから格好よくなきゃいけないし、『すごい!』と思わせなきゃいけないし、(主人公は)とても強くなければいけない」と自らの考えを語っている。
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「薄桜記」は、五味康祐さんの時代小説が原作。脚本をジェームス三木さんが手がけた。山本さんが演じる剣豪・丹下典膳は、妻・千春(柴本幸さん)の名誉を守るため、片方の腕を失い、家も断絶して浪人となる。その典膳を堀部安兵衛(高橋和也さん)が助け、2人は親友となるが、典膳は吉良上野介(長塚京三さん)の用心棒、安兵衛は赤穂浅野家に仕官することになり、2人は対決せざるを得なくなる……というストーリー。愛し合いながらも別れざるをえなかった典膳と千春とのラブストーリーも描かれている。
山本さんは、今作の魅力を「武士道と(千春との)愛の道。これがぶつかり合って切ない。(二つの道を)ひっくるめると大きな一本のストーリーになっている。それぞれの人生があったわけではなく、それぞれの人生が同じ人生だったというところに、強さがある」と説明。自分のためにすべてを失った夫を愛し、支え続ける妻・千春を演じた柴本さんは、役どころを「典膳様あっての千春。(典膳を)何があっても信じている。それがあればいいと思っていた。やわらかく表現するよう心がけた」と語り、「(典膳と)2人のシーンが一番好き。居心地が良かった。勝手にほおがゆるむ感じだった」と話している。
典膳役について山本さんは「僕が時代劇をやると多い感じのキャラ。『陽炎の辻』との演じ分けに悩んだ」と言い、「自然に、でもいつもよりは強い意志(を表現し)、重心をちょっと低くした」と話した。撮影中、左手を体に隠して演じていたことから、刀をさやに入れる動作や、立ち回りのシーンでも苦労があったことを明かし、中でも殺陣の際に相手の俳優に合わせて通常の重さの刀を選んだことを「片手だと重すぎて振れないから……、軽いのにしておけばよかった。明らかに振りが遅くてものすごくへたくそに見える。主役の自分に合わせた方がいいですね。人に合わせてる場合じゃなかった」と冗談めかして悔やんでいた。
これまでの時代劇と自身が出演する今の時代劇を比較して、山本さんは「僕が小さいころテレビで見た重厚なものを、僕らの世代がこのスタイルと顔でやると違和感がある。顔が大きくて、ぐっと顔に力をいれると歌舞伎役者のように目が見開くような俳優さんがたくさん出ていればできると思うけど、(現代の俳優は)できないし、技術もない。僕らはそういうふうにお芝居をやってきていない」とコメント。「もちろん時代劇はそういうものだという世代の人がいて、そこから勉強することがたくさんある」としながらも「僕は僕らにしかできない時代劇をやってきた」と自信を見せている。
「薄桜記」は毎週木曜午後8時に放送。沖縄県は同10時から放送。11月1日は第3回「口封じ」が放送される。(毎日新聞デジタル)
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2026年01月12日 21:00時点
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