MD松尾のヒット解析:「エクシリア2」が断トツ 「どうぶつの森」圧勝か

 TSUTAYAで加盟店にゲームソフトの商品提案をしているマーチャンダイザー(MD)の松尾武人さん。バイヤー歴10年以上の松尾さんは、その経験からソフトの特徴に合わせた商品展開を得意としている。ベテランバイヤーがヒットの流れを解析し、今後の動きを予想する。

ウナギノボリ

 例年より一足早く年末商戦がスタートしました。一部のタイトルがスロースタートとなったものの、全体でみると前週の倍以上を売り上げており、好調だといえるでしょう。ランキングは「テイルズ オブ エクシリア2」(PS3、バンダイナムコゲームス)が予想通り断トツ。2位に「龍が如く1&2 HDエディション」(PS3、セガ)が続きました。4位の「大神 絶景版」(同、カプコン)もそうですが、同じHD化作品としてヒットした「バイオハザード リバイバルセレクション」(同)を目標としていましたがどちらも「バイオ」に迫る勢いで、期待通りの売れ行きだったといえるでしょう。

 ◇今週の動き

 今週は「とびだせ どうぶつの森」(3DS、任天堂)の圧勝でしょう。DS版のファンも多く、発売日周辺では子供というよりは3DSアクティブユーザーである20代男女の購入が多いと分析。もちろんこれからのクリスマス商戦でも一翼を担う期待作です。2位には新作の「真・三國無双6 エンパイアーズ」(PS3、コーエーテクモゲームス)、3位には「テイルズ オブ エクシリア2」が残りそうです。

 ◇ランキングは次の通り。(10月29日~11月4日・TSUTAYA調べ・限定版含む)

1位 テイルズ オブ エクシリア2(PS3)

2位 龍が如く1&2 HDエディション(PS3)

3位 ワールドサッカーウイニングイレブン2013(PSP)

4位 大神 絶景版(PS3)

5位 ブレイブリーデフォルト(3DS)

6位 DARK SOULS with ARTORIAS OF THE ABYSS EDITION(PS3)

7位 ワールドサッカーウイニングイレブン2013(PS3)

8位 バイオハザード6(PS3)

9位 ゾーン オブ エンダーズ HDエディション(PS3)

10位 AKB48+Me(3DS)

 ◇プロフィル

 松尾武人(まつお・たけと) TSUTAYAゲームリサイクル企画グループ リーダー

 「GAME TSUTAYA」加盟約500店に新作ゲームの商品提案をするマーチャンダイザー。96年から家電量販店でゲームのバイヤーを担当。02年にTSUTAYA入社後も一貫してバイヤーの道を歩んできた。ネオジオCDを2台購入したほどの格闘ゲーム好きだったが、現在は携帯版ドラクエなどで遊ぶ日々が続いている。

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