映画興行成績:「のぼうの城」が初登場首位 新作続々ランクイン

「のぼうの城」の1シーン (C)2011「のぼうの城」フィルムパートナーズ
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「のぼうの城」の1シーン (C)2011「のぼうの城」フィルムパートナーズ

 5日発表された3、4日の映画観客動員ランキング(興行通信社調べ)によると、狂言師の野村萬斎さん主演の新作「のぼうの城」が初登場首位を獲得した。2日から全国328スクリーンで公開され、オープニング3日間で約40万9000人を動員し、興行収入は約5億円だった。40~50代を中心に幅広い客層を集め、特に舞台となる埼玉県内の劇場が全国公開劇場のうちで1、2位の集客力をみせるなどの強みをみせ、目標としている興行収入40億円に向け好スタートを切った。2位は、女優の吉永小百合さん主演の新作「北のカナリアたち」で、全国330スクリーンで公開され、土日2日間で約16万4900人を動員し、興行収入約1億8000万円をあげた。

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 1、2位のほかも新作が続々ランクイン。4位は井筒和幸監督最新作「黄金を抱いて翔べ」で、全国191スクリーンで公開され、土日2日間で約7万5000人を動員し、興行収入約1億円だった。5位はティム・バートン監督が製作し、「ウォンテッド」のティムール・ベクマンベトフ監督がメガホンを取った3Dアクション「リンカーン/秘密の書」。1日から全国405スクリーンで公開され、土日2日間で約6万6000人を動員し、興行収入約1億円、オープニング4日間では動員約12万3000人、興行収入約1億7000万円だった。6位は超低予算ながら世界中で大ヒットしたホラーシリーズの第4弾「パラノーマル・アクティビティ4」で、1日から全国156スクリーンで公開され、土日2日間で動員約4万9000人、興行収入約6000万円、オープニング4日間で動員約7万7000人、興行収入9200万円だった。

 「のぼうの城」は、和田竜さんのベストセラー小説が原作。豊臣秀吉が唯一落とせなかった武州の忍城(おしじょう)にまつわる実話が基で、戦国時代末期、民衆から“でくのぼう”を意味する「のぼう様」と呼ばれながらも親しまれた忍城の城代・長親(萬斎さん)が、秀吉(市村正親さん)の命を受けて攻めてきた石田三成(上地雄輔さん)率いる2万の大軍に、わずか500騎の軍勢で挑む……というストーリー。「北のカナリアたち」は、作家・湊かなえさんが原案。北海道の礼文島、利尻島をおもな舞台に、20年前に離島の小学校教師として合唱などを教えていた川島はる(吉永さん)が、最後の教え子が起こした事件を知り、教え子たちと再会を果たすが、それをきっかけに当時のある事故の謎が浮かび上がってくるというヒューマンサスペンス。

 「黄金を抱いて翔べ」は、高村薫さんのデビュー作が原作。6人の男たちが大阪のとあるメガバンクの地下にある240億円の金塊の強奪を計画するが、計画遂行につれ、彼らの真の目的が次第に明らかになる……という物語。妻夫木聡さん、浅野忠信さん、桐谷健太さん、溝端淳平さん、「東方神起」のチャンミンさん、西田敏行さんが出演する。「リンカーン/秘密の書」は、幼いころ母親をバンパイアに殺されたリンカーン大統領が、昼は大統領として、夜はハンターとしてバンパイアと戦いを繰り広げる……というストーリー。「パラノーマル・アクティビティ4」は、06年米カリフォルニアで起きた二つの謎の未解決事件から5年後の11年11月、ネバダ州郊外の閑静な住宅街で、隣人が引っ越してきてから原因不明の謎の現象に悩まされる一家を描く。(毎日新聞デジタル)

1位 のぼうの城

2位 北のカナリアたち

3位 映画 スマイルプリキュア! 絵本の中はみんなチグハグ!

4位 黄金を抱いて翔べ

5位 リンカーン/秘密の書

6位 パラノーマル・アクティビティ4

7位 エクスペンダブルズ2

8位 ツナグ

9位 踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望

10位 アウトレイジ ビヨンド

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