レスリング女子の吉田沙保里選手(30)が、すてきに年を重ねて輝いている40~60代の著名人に贈呈される「第6回アンチエイジング大賞2012」のアンファー特別賞を受賞し13日、東京都内で行われた授賞式に、女性部門で受賞した女優の大地真央さん(56)とともに登場した。用意された3着の中から一番自分に似合ったという「情熱の赤」のドレス姿を披露した吉田選手は、今ときめいていることを聞かれると、「レスリングに夢中ですが、いい年になりましたから、いい恋にときめきたいかな」と笑顔で語った。
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吉田選手は「国民栄誉賞に続いて特別賞をいただいた。将来はアンチエイジング大賞に選ばれるように頑張っていきたい」と受賞を喜んだ。大地さんには「大地さんのようにすてきな女性になりたい。美しさの秘訣(ひけつ)はなんですか?」と興味津々で質問し、大地さんが「運動は主にストレッチ。それとは別に週に1回の加圧トレーニングとか整体で、メンテナンスをしています」と聞くと、「私はレスリングだけ、ストレッチは欠けているのでやってみたい」と話した。「現在恋をしてらっしゃる?」という記者の質問には、恥ずかしがりながら「してらっしゃらないです(笑い)」と答え、「今はまだいい人がいないので、アスリートをしながら探していきたい。大地さんに教えてもらいたい」と、恋愛のアドバイスも求めていた。
一方、大地さんから「何でそんなに強いんですか?」と質問されると、吉田選手は「3歳からレスリングをして、父が指導者で逃げ隠れできない環境だった。ここまで走り続けた結果、あきらめなかったことがよかったんだと思います」と答え、目標は「できるところまで走り続けたい。最終目標はリオデジャネイロで17連覇ですかね。まずは来年の世界選手権を目指します」と力強く答えていた。
今年で6回目となる「アンチエイジング大賞」は、アンチエイジングにかかわる治療方法や予防などの情報を提供する「アンチエイジングネットワーク」の法人会員がインターネットで答えたアンケート投票を基に決定する。昨年は歌手の郷ひろみさんと女優の吉永小百合さんが受賞しており、今年は男性部門で俳優の高倉健さん(81)、女性部門で大地さんが受賞した。今回新設されたアンファー特別賞は、協賛社・アンファーの創立25周年にちなんで、「ニッポンを若くした人物」に贈られ、五輪イヤーにスポーツ活動を通して日本全体を若々しく元気にしてくれたとして、吉田選手が選ばれた。男性部門の高倉さんは授賞式を欠席し、「年齢に関係なく幅広いスタッフとの仕事が刺激になっている。思いがけない賞をいただいた」と喜びのコメントを寄せた。(毎日新聞デジタル)