ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q:12年のオープニング興収トップに 「海猿」上回る

公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の最新画像(C)カラー
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公開された「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」の最新画像(C)カラー

 17日に公開された劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」(224スクリーン)の公開2日間の興行収入が約11億3100万円となり、今年公開された映画のオープニング記録で首位に立ったことが19日、明らかになった。これまでは7月13日に公開された「BRAVE HEARTS 海猿」(450スクリーン)が公開3日間で記録した約11億1900万円が最高だった。「ヱヴァQ」の公開2日間の動員数は約77万1800人で、「海猿」の公開3日間で約87万5600人には及ばなかったものの、「ヱヴァQ」は割安な前売券の販売枚数を抑えたため、当日券が売れ興収トップに浮上した。1日分少ないにもかかわらずオープニング首位となり、改めて人気作の力を見せつけた格好だ。

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 「ヱヴァQ」の初週の興収は、前作「破」(約5億1300万円)と比べると220%だった。他の劇場版アニメのオープニング2日間の興収比較でも、09年公開の「ONE PIECE FILM ワンピースフィルム STRONG WORLD」(188スクリーン/最終興収48億円)の約10億3900万円、08年の「崖の上のポニョ」(481スクリーン、最終興収155億円)の約10億2500万円を上回った。最終興収が「破」の40億円を上回るのは確実で、どこまで記録を伸ばせるかに注目が集まる。

  「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」は、90年代にブームを巻き起こしたテレビアニメ「新世紀エヴァンゲリオン」を基にした4部作。「Q」はその第3弾で17日に公開されたが、東京都内の映画館では初日、2日目ともほぼ満員だった。(毎日新聞デジタル)

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