今年各界で圧倒的な活躍を見せた男性に贈られる「GQ メン・オブ・ザ・イヤー 2012」に俳優の織田裕二さん、お笑いタレントの有吉弘行さんら7人が選出された。19日、東京都内で行われた授賞式で有吉さんは「何か申し訳ありません。場違いで」と照れ笑いで、「まさか、毒舌でGQから賞をもらえるとは思っていませんでしたので。ありがとうございます。光栄です」と喜びを語った。
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織田さんは「今年デビュー25周年という節目の年にこのような賞をいただいて本当にうれしい。来年からはまたゼロから頑張りたい」とあいさつ。今年シリーズが完結した「踊る大捜査線」の主演俳優として圧倒的な支持を得たと評価されての受賞に、「15年間かわいがっていただいて本当にありがとうございました。また、あれを超えるようなすてきなものを作れたらいいなと思います」とコメントした。
テレビのレギュラー番組を月に16本抱えるなど、圧倒的な活躍を見せたと評価されての受賞となった有吉さんは、織田さんの隣に立ち、「この賞がどれくらいすごいか分かってないですけど、隣に織田裕二さんがいるってことはとてつもないことなんだろうなと思います」と恐縮しつつも笑顔だった。
授賞式後に会見した有吉さんは、「ずっと笑いそうになっちゃいましたね。『隣に織田裕二がいる!』って。いやあ、すごいオーラでしたね」と圧倒された様子。「『おいくつなんですか?』って聞かれて、緊張で『40歳になります』って言っちゃいました。38歳なんですけど」と背伸びして年齢を“さば読み”したことを明かし、「織田さんにあだ名をつけるなら?」との質問されると、「いやあ、(おそれ多くて)つけられないですねえ」と苦笑いだった。
同賞は、男性向けライフスタイル誌「GQ」日本版が選出。有吉さん、織田さんのほか、音楽プロデューサーの「ヒャダイン」こと前山田健一さん、写真家の篠山紀信さん、ロンドン五輪競泳男子400メートルメドレー銀メダリストの北島康介選手、同じくロンドン五輪ボクシング75キロ級金メダリストの村田諒太選手、ネットショップ「ZOZOTOWN」を運営する「スタートトゥデイ」の前澤友作社長の7人が選ばれた。また、男性目線で最も活躍した女性をたたえる「GQ ウーマン・オブ・ザ・イヤー 2012」を新設し、美術家の草間彌生さんを選出した。
同賞は米国をはじめ、英国、ドイツ、インド、中国、韓国など世界13カ国で毎年、各国それぞれ数人ずつ選出し表彰している。日本では06年からスタートし、今年で7回目を迎えた。昨年は、人気グループ「嵐」の大野智さん、音楽家の坂本龍一さん、女子サッカー日本代表の佐々木則夫監督、グリーの田中良和社長、ダルビッシュ有投手の5人が受賞している。(毎日新聞デジタル)
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