09年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けていた女優の酒井法子さんが、執行猶予期間が明けた24日、東京都内で主演舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」の制作会見に登場した。詳細は以下の通り。(毎日新聞デジタル)
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会見には酒井さんと共演する今井雅之さん、「オフィスニグンニイバ」廣瀬洋二郎社長、藤田大邦プロデューサーが参加。
酒井:お忙しい中お集まりいただきまして、ありがとうございます。本日はよろしくお願いいたします。
藤田プロデューサー:新しい時代劇を作っていこうと思ってる。運命に翻弄されているお市を軸に独特の解釈で描きます。
今井:こんなにたくさん集まっていただいて、、仕事なんでしゃべらせてもらいます。酒井さんの方がこの3年間戦国時代だと思う(笑い)。彼女もいろいろ反省あると思うのですが、今日から晴れて執行猶予も明けて、プライベートでもからみたいと思いますが、となりに社長もいますので……(笑い)。
酒井:今回、舞台に立たせていただくことになりただただ素直にうれしい。ただただ本当に心の底から感謝。その気持ちしかありません。素晴らしいキャストの方々に引っ張っていただき、スタッフのみなさまに支えていただき、毎日一分一秒、その瞬間をかみしめながらお市を演じていきたいと思っているので、お願いします。
Q:(今井さんへ)なぜ出演を。
今井:日程を変えてでもぜひといわれてうれしかった、そのご酒井さんと共演と知った。イメージダウンになるというより、もともとイメージ悪いですから、悩んだとしたらギャラが安いなということ(笑い)。
Q:酒井さんと会って印象は。
オーラ深いし、すっげー反省していた。最初は(復帰に舞台を選んで)舞台をなめて考えていると思ったが、真剣に考えていると感じた。けいこが始まって2日目に差し入れ持ってきて、遠くで僕たちのけいこを見ていた。2週間で舞台できると思っているのか、なめているのかと思ったけど、代役の子の演技を見ていて真剣さを感じた。
酒井:みなさんすごいオーラがあるかた、どんな思いで私を迎えてくれているのかな。自分自身の状態、いろんな意味でいまだにみなさんに感謝の気持ちしかない。一緒にやらせてくださり本当にありがとうございます。みなさんあからさまに表現はしませんが、私を輪の仲にいれてくれようとしている。言葉にならない感動を日々感じながら、なんてありがたいんだろう、幸せ者なんだろうと感じている。すべてを出し切って一生懸命やらせていただきたいと思っています。
Q:舞台のオファーは?
藤田:6月ですね。テレビを見た彼女を見て、いけるなと。
Q:歌を歌う?
酒井:はい。曲の方も斉藤さんに作っていただいて、すごく私自身も歌うの楽しみ。みなさんに聞いていただくのも楽しみ。
Q:あえて舞台を選んだのは?
酒井:生の舞台というのは、お客様の反応を直接感じながら、一期一会の勝負、一回限りのとてもぜいたくな舞台。怖さもありますが、その怖さを集中力とパワーに変えていきたい。
Q:罵声の覚悟も?
酒井:いい面も悪い面もなにもかもさらけ出して、すべて受け止めていきたいと思っている。
Q:プレッシャーは?
酒井:今井さんはじめ、みなさんに助けていただきながら今自分ができることを精いっぱい出していきたい。一瞬一瞬いとおしくて、また舞台に立てて、ただただうれしい毎日で、みなさんにご迷惑をおかけしないように一生懸命やりたい。