09年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受けていた女優の酒井法子さんが、執行猶予期間が明けた24日、東京都内で主演舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」の制作会見後に復帰会見を開いた。詳細は以下の通り。(毎日新聞デジタル)
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Q:執行猶予が切れたときの気持ちは?
酒井:3年という月日を振り返り、本当にいろんな方に支えていただいた。長くつらい日々ではありましたが、今日という日を迎えられて感謝しています。
Q:覚醒剤をやめるためにしてきたことは。
酒井:私自身そういった気持ちになることはみじんもありませんし、前を見て生きていくことしか考えていませんので、心配なさらず、信じてほしい。
Q:そこまで前向きになれたのは?
酒井:いろいろな気持ちの中で一番は守るべきものが私にはあると痛感し、本当にその……大切なものを傷つけることのないようにしたい。
Q:介護ではなく芸能界を選んだ理由は。
酒井:正直、そのときは本当になにかにすがりたい気持ちで、自分の中で生きていくすべを見つけることにただ必死でした。それでその選択が一番自分にとって正しい選択だと思って学ばせていただいた。その学びのなかで表現者としての役割の素晴らしさ改めて感じた。またもう一度再び表現する側に自分自身が立ちたいという気持ちが大きくなっていたというのが正直あります。
Q:息子さんに相談は?
酒井:小さいころから仕事をしている姿を見ていてママがんばりなよといつも言ってくれます。
Q:タトゥー(いれずみ)は?
酒井:消しました。
Q:逃亡したときの気持ちは?
酒井:あのときは本当に気が動転してしまって、ただただ怖くて、ああいった行動を取ってしまった。いま振り返ってみると、自分自身の認識の甘さを感じていますし、心から反省しています。
Q:長い時間、逃げていましたよね?
酒井:その間もいろいろな葛藤の中で時間を過ごしていました。
Q:覚醒剤をまた使用するのではと心配する声もあると思うが? 努力したことは?
酒井:私自身、自分の中からそういったものを断つということに対して、苦しんだことはありません。本当にきっぱりと断ち切ることができて、やはり気持ちひとつ、意識ひとつで可能だと感じました
Q:お金ができたら、また使いませんかと言ってくるかも?
酒井:そういった危険が万が一あったとしても、まずそういった危険には自分は近づかない。
Q:元夫とは会っている?
酒井:はい。定期的ではないが、これからも子供の気持ちを尊重していきたいと思っているので、彼が会いたいときには会わせてあげたいと思うが、私は会っていません。今後はどうかわからないですけど、彼は子供の親でありますので、会うことはあるかもしれません。薬を誘ったのは夫ですが、起こしてしまったことは、誰のせいでもなく自分の選択、自分の過ちだと思っているので、彼を責める気持ちはありません。
Q:執行猶予が明ける瞬間はどこで何を?
酒井:息子も遅い時間でしたが起きていてくれて、あとは今まで支えてくれていたお友達と電話でお話しして迎えました。
Q:息子さんは執行猶予を理解している?
酒井:彼も中学生ですから、きっとある程度のことは分かっていると思います。