1924年に開店した東京・銀座の老舗百貨店「松坂屋銀座店」の歴代の女性店員(デパートガール)の制服を披露するファッションショーが1日、同店4階の特設会場で開催された。ショーでは、モデルと現役デパートガールが87年から現代までの歴代25点の制服に身に包んで登場。ビビッドな配色を多用した80年代のデザインや、動きやすさに配慮した最近のデザインなど、時代とともに変化してきた制服が一堂に会した。
あなたにオススメ
来春朝ドラ「あんぱん」の“二人の妹” 朝ドラヒロインまで手が届くか
松坂屋銀座店は33年、他店に先がけてデパートガールの制服を完全に洋装化。ショーでは、ニナ・リッチさんやギ・ラロッシュさんがデザインした歴代の制服が登場した。モデルは、87年の肩パッドの入ったワインレッドの制服、93年の鮮やかな黄色に紫の水玉模様が入ったプリーツスカートワンピースタイプ、00年のシンプルなジャケットタイプなど個性豊かな制服を着て、店内を歩いた。
来年、建て替えのために一時閉鎖する同店では、イベント「最後の大誕生祭」を開催中。4階の特設会場では11日まで「松坂屋銀座店 回顧展」を開催しており、歴代のデパートガールの制服や広告ポスターなどを展示している。(毎日新聞デジタル)