栗原類:ブレークの12年を振り返る 来年も「嫌いになるまでよろしくお願いします」

今年を振り返った栗原類さん
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今年を振り返った栗原類さん

 ネガティブすぎるイケメンモデルとして今年ブレークした栗原類さんが、このほどまんたんウェブのインタビューに応じた。「今年中に消える」など“ネガティブ”発言を連発してブレークした栗原さんだが、「モデルとして主に活動していたので、(ナインティナインの)矢部浩之さんやマツコ・デラックスさんら、本来なら出会えないような方とも出会えたし、本来体験できないようなことも体験できたので貴重な経験でした。バラエティーとか自分がやってきたこととは違うことを体験できました」と充実の1年を振り返った。(毎日新聞デジタル)

ウナギノボリ

 −−バラエティー番組への出演がきっかけでブレークされましたが、テレビに出演してよかったですか?

 よかったかどうかは分からないです。「はい」って答えたら、浮かれていると思われるかもしれないので……。

 −−来年はどんな活動をしたいですか。

 ナレーション業や声を使う仕事、俳優業に興味があります。もちろん勉強は必要ですけれど。ラジオとか音楽のDJとか。

 −−海外での活動は視野に入れていますか。

 海外っていったら旅行でしか行ったことはないです。海外でのショーなども出演したこともないし、雑誌の撮影もないです。海外のショーにも出たいとは思います。パリコレにも出たい。でも身長が低い(177センチ)というのがあって……。

 −−11月に初のフォトブックを発売されましたが、手応えは?

 フォトブック発売に抵抗がありました。自分のイメージだと、フォトブックとか写真集って若い男性がさわやかな笑顔を見せているような印象があって、そういうことを要求されるかなあと。僕が嫌だと感じるものをやるのかなあと思っていました。でもこの作品を作ることになって、カメラマンさんもスタッフさんと意見も合ったし、趣味も合ったし、一緒に仕事をしていくことで僕が自主的に参加できるような環境を作っていただけました。

 −−活躍された1年でしたが、本当に自分に自信を持っていない?

 自信を持つ必要はないと思うんです。自信を持つことがポジティブと考えられているが、自信を持ったら浮かれてしまう。それが心配なんです。

 −−本当にネガティブで自信がなかったらモデルや人前に出る仕事なんてできるはずがないなどといわれることも多いと思うのですが、そのあたりはどうお考えですか?

 自信がなかったらこの仕事ができないというわけではないと思うんです。僕は目の前の仕事をしているだけ。自分の役目を果たしているだけです。

 −−栗原さんを見て「自分に正直でいいんだ」とか「無理にポジティブになる必要はないんだ」と勇気づけられる人も多いと思います。ファンへメッセージをお願いします。

 こんな僕を見て、自信というか少し元気になってもらえればうれしいです。消える運命の人に元気づけられてもしょうがないと思うけれど、嫌いになるまで、ぜひよろしくお願いします。

 <プロフィル>

 94年12月6日生まれ、東京都出身。17歳の現役高校生モデル。イギリス人の父と日本人の母の間に生まれる。「メンズノンノ」などのファッション誌やCMで活躍。外見に似合わず、自信のない発言を連発することから、バラエティー番組で「ネガティブすぎるイケメンモデル」として取り上げられたことでブレーク。現在はバラエティー番組「森田一義アワー 笑っていいとも!」(フジテレビ系)の水曜レギュラーを務め、11月には初のフォトブック「ネガティブですが、なにか?」(扶桑社)を発売するなどますます活躍の場を広げている。

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