芸能界に復帰した酒井法子さんが15日、復帰後初の主演舞台「碧空の狂詩曲~お市の方外伝~」の初日を迎え、公演前に報道陣の取材に応じた。約3週間の稽古を行ったという酒井さんは、「日々いろんな形にお芝居が変わって成長していくのが楽しいのと、生きている実感があった」と充実した表情。同席した共演者の今井雅之さんは「思ったより彼女が元気だった。(日を追うごとに)だんだん(お酒の)飲み方が激しくなってきた。明るくなってきた!」と酒井さんの変化を告白した。
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酒井さんは、09年に覚せい剤取締法違反の罪で有罪判決を受け、芸能活動を自粛。3年の執行猶予期間を終え、11月24日に東京都内で復帰会見を行った。
会見は同公演が行われる「渋谷区文化総合センター大和田 さくらホール」(東京都渋谷区)で行われ、酒井さんは、自身が演じる織田信長の妹・お市のふん装姿で登場。共演者の金山一彦さん、鈴木秀人さん、兼崎健太郎さん、脚本・演出の斉藤歩さんも出席し、記者から「初日の感想をのりピー語で」とリクエストされると、今井さんら共演者が率先して「マンモスうれピー」を連発。その姿に酒井さんも「マンモスうれピー」と“のりぴースマイル”を見せた。
また今井さんは、舞台で酒井さんが披露する歌について、今井さんは「(酒井さんのヒット曲の)『碧いうさぎ』の方がいいと思うんだけど、ダメらしい。カラオケで生で(酒井さんに)歌ってもらいましたけど、ミーハーになりました」と明かした。
酒井さんは、初日を迎えた心境を「ドキドキしておりますが、楽しみ」とにっこりし、14年ぶりの舞台に「久々の舞台で緊張していますが、(共演の)皆さんがしっかり支えてくださったので、ここにしっかり立たせていただいています」とコメント。「自信は、これからお客さまと出会い、気持ちをいただいて、ついてくると思います。今できることを精いっぱいがんばります」と意気込んでいた。
舞台は、酒井さん演じる織田信長の妹・お市を主人公に、政略であったとされているさまざまな出来事を、お市自身の選択によるものとして、その生涯を描く。信長役を金山さん、柴田勝家役を今井さんが演じる。同所で24日まで上演。(毎日新聞デジタル)