累計発行2億8000万部以上の大ヒットマンガの劇場版アニメ第12作「ONE PIECE FILM Z」(長峯達也監督)が公開され、初日の15日と16日の土日2日間だけで動員数100万人を突破することが確実な情勢となった。今年公開された映画では、劇場版アニメ「ヱヴァンゲリヲン新劇場版:Q」が初日から2日間のオープニング動員数で約77万1800人を記録し、首位に立っているが、これを抜き、最速での100万人突破となる。また、7月に公開され、興行収入73億3000万円を記録した今年の邦画ナンバーワン作品「BRAVE HEARTS 海猿」超えも視野に入った。
ウナギノボリ
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公開された全国300スクリーンの劇場では、初日の初回から満席状態で、前売り券の販売数は、前作「ONE PIECE FILM STRONG WORLD」(09年公開)から約50%増の65万枚を突破。15日だけで興行収入は前作比(全国主要111館対比)で約60%増の7億5000万円、動員数も約60万人(前作は約45万人)を記録した。
前作では公開24日間で観客動員数300万人を突破し、最終的な累計興行収入も48億円と、劇場版シリーズ歴代最高記録と2010年の邦画興行収入上半期第1位を記録するなど数々の記録を塗り替えてきただけに、今作ではさらなる記録更新に期待が集まっている。
「ONE PIECE FILM Z」は、尾田栄一郎さんの人気マンガ「ONE PIECE(ワンピース)」の劇場版アニメ最新作。尾田さんが総合プロデューサーを務め、劇場版では初めて、2年間の修業を積んだ主人公・ルフィら「麦わらの一味」を描く「新世界編」を舞台にした話題作で、ルフィたちが“全海賊抹殺”をたくらむ伝説の元海軍大将・ゼットに立ち向かう姿を描く。入場者には、コミックス「第千巻」などが入った「海賊の宝袋」がもらえる特典も用意された。丸の内TOEI(東京都中央区)ほか全国で公開中。(毎日新聞デジタル)
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